原宿新聞

女優のエマ・ワトソンとコラボ、「ピープル・ツリー」が今春から

　フェアトレードカンパニー(サフィア･ミニー社長)の｢ピープル・ツリー｣は今春夏物から、イギリスの女優エマ・ワトソンとのコラボレーションで、新コレクション「People Tree; Love from Emma」を発売する。
　クリエイティブ・アドバイザーとして、エマ・ワトソンはピープル・ツリーのデザインチームおよび代表のサフィア・ミニーと密接に協力し合いながら、準備を進めてきたもので、19歳の彼女の同世代向けに、新しいフェアトレード&オーガニック・ファッションを提供する。
　コレクションの約8割は、100％オーガニックでフェアトレード認証を受けたコットンを使い、手織り、手編み、手刺繍などの技術を駆使して、生産者の手仕事によって作られる。これによって、インド、バングラディシュ、ネパールなどの、最も弱い立場に置かれた人々の仕事を創出し、生活向上に役立てる。
　生産者パートナーは、インドがアシシ・ガーメンツ、バングラディシュがタナパラ・スワローズ、ネパールがKTC（クムべシュワール・トレーディング・センター）など。
　日本での販売は、3月上旬からピープル･ツリー直営店(自由が丘、表参道、モザイク銀座阪急)、通販および高島屋(新宿店3月10〜23日、横浜店3月17〜23日、大阪店3月17〜30日、オンライン)などで進める。
　新コレクションの発売に合わせて、学生を中心に、日本でフェアトレードを広めるプロジェクト「School of Fair Trade」が誕生、各大学での活動をつなげて活性化したり、ネットワークづくりで、さらに輪を広げる。　このプロジェクトに参加する学生たちは、3月から5月にかけて、各大学や地域でファッションショーなどのイベントを開催、3月10日からWEBサイト上で若い世代からのフェアトレードの「声」を発信する「Voice of Fair Trade」を展開する。
　また、関連イベントとして、画家の及川キーダさんによるフェアトレード・パネル ライブペイントを3月10日に、新宿タカシマヤ2階のウエルカムゾーンで予定しているほか、トークイベント、ファッションなども多彩に企画している。
（2010-03-04）