原宿新聞

ユニクロ渋谷道玄坂店、5日オープン、大型出店加速、3年で200店へ

　ユニクロは3月５日(金)、渋谷にメガストア「渋谷道玄坂店」をオープンした。ヤングが集まる「渋谷１０９」沿いの好立地で、映画館、ミュージックレストランなど大型テナントの多い「コンチェルト渋谷プライム」の地下1階〜地上２階の３フロア・1980平方メートルを占めている。地下1階は東京メトロ・東急田園都市線「渋谷」駅に直結している。
　渋谷エリアでは、比較的小規模のスペイン坂店、渋谷駅中央口店（エキナカ店）に続く３店舗目だが、大型店舗としては初。国内793店舗中、大型店舗としては81店目。東京都心に東京都心に位置する店舗の中でも最大級となっている。
　地下1階がメンズ、地上1階がメンズ、ウイメンズのシーズンテーマのアイテム群、同2階がウイメンズで、子供向けはなく、主対象のヤング層を意識した品ぞろえ。
　１階は、ユニクロの新ジーンズ「UJ」を中心に、シーズンアイテムの打ち出しが目立つ。メンズフロアでは、イギリスの百貨店・セルフリッジだけで販売していたトレンドアイテムや渋谷道玄坂店だけの限定商品を含む多彩なラインナップ。
　渋谷ならではのスタイリングで構成した、トルソーでのコーディネート提案も特徴で、店舗外側のエントランスの２階部分には、プレゼンテーションステージが張り出し、「ユニクロの今」を表現。
　新店オープンに伴ない、世界的デザイナーのジル・サンダーとの取り組みによるユニクロ「＋J」の新作コレクションをはじめ、各種のコラボレーション商品を一般販売に先駆けて、同店から先行販売していく。
　初の試みとして、オープンの模様をUstreamでライブ中継、さらにTwitterと連動させることで、映像の視聴者同士がコミュニケーションでき、新店の状況を世界中のどこからでも楽しむことが可能となっている。
　オープン初日は、先着1000名限定で、｢suzuki takayuki」のワンピース1990円のほか、レギンス500円などオープン記念価格アイテムや先行販売商品も多数とあって、平日の午前10時の開店にも関わらず買い物客が殺到、約200人が並んだ。8日までのオープン3日間セールだが、ユニクロでは近隣のスペイン坂店やアトレ大井町店、アトレ大森店などでも協賛セールを実施する。
　ユニクロでは、渋谷道玄坂店で弾みをつけて大型出店を加速し、大都市部中心に年間40店ペース、3年以内にメガストアだけで200店舗をめざす。（2010-03-05）