原宿新聞

東急ハンズが在庫検索「コレカモネット」開始、3月末まで実証実験

　東急ハンズ（渋谷区道玄坂1丁目、中島美博社長）は3月８日から、Twitterと連携したインターネット在庫検索サービス「korekamo.net」（コレカモネット）を開始した。
　経済産業省による「ITとサービスの融合による新市場促進事業」（e空間実証事業2次公募」において、東急ハンズが委託先として選ばれたもので、開始にあたっては良品計画（金井政明社長）からデータ提供を受け、実証実験を行う。
　実証実験終了後も、一般の小売業に広く呼び掛け、サービスを継続提供していく。
　コレカモネットは、顧客が実際の店舗の在庫情報を、インターネット上で気軽に検索できる、従来にはなかった新しいサービスで、参加企業が増えていくことによって、特定のブランドに偏ることなく、パソコンや携帯電話などから、欲しい商品の在庫検索が可能となる。
　ソーシャル・ネットワークスサービス「Twitter」風のインターフェイスによって、顧客との対話形式で商品を探し出す。コレカモネットで、欲しい商品を“つぶやく”と、カモ型在庫検索ロボット「コレカモさん」が、オススメ商品と、その取り扱い店舗、さらにはその在庫状況まで答えてくれる。
　また、Twitterとのシームレスな連携によって、Twitter上で、『＠korekamo』宛てにメッセージを投稿すると、Twitter上で回答を確認できる。
　将来的には、「お取り置きサービス」「配送サービス」などの機能の追加も検討していく。
　実証実験は3月末で終了するが、その後もサービスの提供を継続する。
（2010-03-08）