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原宿駅の知られざる顔

原宿駅の知られざる顔

原宿駅を使った人は、誰もが使われていないもう二つのホームを目にしたことがあるだろう。あれは一体何なのだろうと思う人も多いはずだ。
一つ目は、駅の真向かいにあるホームだ。実は、あのホームは、大晦日の夕方と元旦とその翌日の日中までの年に三日間しか使われない超レアな期間限定ホームなのだ。写真は、そのホームの改札口で明治神宮側から撮影したもので、この日は、年末使用のためにJR職員の方達がsuica専用の簡易用改札機を設置していた。改札口のすぐ目の前に木が生い茂っている様子は、なかなかの見物であり、幻想的でさえある。
原宿駅はふだん、島式ホーム(1・2番線)で営業している。だが、元旦などは明治神宮への参拝客があまりにも多いため、内回りは通常の1番線で、外回りはこの時だけ使われる3番線(明治神宮に隣接しているホーム)を使う。ちなみに、この時2番線は使われない。
 また、もう1つは、少し代々木寄り、埼京線線路の側にある「皇室専用ホーム」だ。これは、重病だった大正天皇を人目に触れずにお召し列車に乗せるために作られたものだ、といわれている。現在はほとんど使われることはないという。普段は、一般人の立ち入りも禁じられており、謎に包まれたホームなのである。(2005-12-06)

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原宿新聞編集長 佐藤靖博

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