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表参道でトークイベント、4月6日、「ピープル・ツリー」など主催で

表参道でトークイベント、4月6日、「ピープル・ツリー」など主催で

 表参道にも直営店を持つフェアトレード専門ブランド「ピープル・ツリー」は、(特活)フリー・ザ・チルドレン・ジャパンおよび、環境問題・国際協力のNGO「グローバル・ヴィレッジ」とともに4月6日(火)、NGO「プレダ基金」の創設者、シェイ・カレン神父(フィリピン)を迎え、東京ウィメンズプラザ(渋谷区神宮前5丁目)で、トークイベント「フィリピンの子どもの未来のために 〜児童買春の現状とその取り組み〜」 を開催する。〈(C)Mayumi Ishii/People Tree〉
 ノーベル平和賞に過去3度ノミネートされ、国際的に高い評価を受けるシェイ・カレン神父が、フィリピンでの児童買春被害の現状と児童ポルノ禁止法について報告し、貧困をなくすための活動としてのフェアトレード・プロジェクトの意義についても語る。このイベントは、4月12日からの世界児童労働反対世界デー・キャンペーン2010のプレイベントとして行う。
 フリー・ザ・チルドレン・ジャパンは、フィリピン自立支援事業の一環として、プレダ基金とともに1999年から虐待を受けた子どもの保護や自立のための支援をしている。子どもたちへの教育、食事、医療、衣類、裁判、職業訓練、セラピーなどの提供を通じて支援。また、プレダ基金でつくられたフェアトレード商品の販売もしている。
 「ピープル・ツリー」では1996年から、プレダ基金のドライ・マンゴを取り扱い、フィリピンの生産者を支援してきた。フェアトレードで得られる収益は、経済的に立場の弱い農家の人びとに収入の機会をつくり出すだけでなく、子どもの権利を守る活動も支えている。プレダ基金のドライ・マンゴは「ピープル・ツリー」のロングセラー商品で、2008年からは日本国内のコンビニエンスストアでも販売が始まるなど広がりを見せている。
 このトークイベントの参加費は 1,000円(学生など500円)で、プレダ基金ドライ・マンゴのお土産付き。定員100名で、事前申し込みが必要。 連絡先はevent@globalvillage.or.jp、または 電話03-5731-6671(ピープル・ツリー/グローバル・ヴィレッジ)。
 シェイ・カレン神父はアイルランド出身。1969年からフィリピンで女性や子どもなど立場の弱い人の人権を守る活動を開始し、1975年に「人々の社会復帰と自立、発展の支援」を目指すプレダ基金を設立。虐待を受けた子どもやストリートチルドレンの保護、リハビリテーションの支援、また貧困問題への取り組みとしてフェアトレードのプロジェクトを運営するなど活動の幅を広げてきた。ノーベル平和賞に過去3度ノミネートされ、その活動は世界的にも高い評価を受けている。
(2010-04-04)

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