ヘッドラインニュース
天文ファンのメッカ復活へ 複合施設建設計画の全容
旧大和田小学校跡地(渋谷区桜丘町23-21)は平成9年3月に学校統廃合されて以来、地域住民のための図書室、集会施設として利用されてきた。
だが、同地の敷地面積は約4,960平方メートルと渋谷区内でも屈指の広さであることから、区は早い段階から、より総合的な施設の建て直しを検討してきた。平成16年には複合施設として整備することが決定したが、今回、18年予算案の発表によって計画の全体像が見えてきた。
これによると、新しい複合施設は「渋谷の新たな文化・教育・福祉・健康の拠点」となるもので、地上11階、地下3階、延べ床面積約27,400平方メートルの規模になる。施設内用は定員約690人で音楽中心に上演される中ホールと、定員約390人で伝統芸能中心に上演される小ホールのほか、子供科学センター、教育センター、図書室、保育園、プラネタリウム、ケアコミュニティ施設(地域集会施設)、体育室を備える。また渋谷区医師会が費用負担した上で渋谷区医師会館と渋谷区医師会付属看護学校が同居する計画となっているが、これによって地域健康診断を同施設で行うことも可能となる。工事費総額は上限で120億円が見込まれており、18年度の着工、21年度の工事完成を目指す。
注目されるプラネタリウムは、平成13年3月に惜しまれながら閉鎖となった、旧東急文化会館八階の五島プラネタリウムの設備に加え、天文学愛好家が特に重視する解説者をも引き継ぐもの。「東京近郊に住む天文ファンであれば、誰でも数回は訪れたことがある」とも言われる五島プラネタリウムへの支持は区の内外に未だ根強いため、区としては区民以外の見学者へも積極的に解放する方針だ。
渋谷駅から徒歩8分と、アクセス面に関しては極めて良好なこの複合施設であるが、駅前の新たなランドマークとして区民の生活を潤す場所となるどうか、今後が注目される。(2006-02-28)
最新記事一覧
- 鎖国の国のGo To トラベルとはいったい何なのか
- 非常事態宣言またもや延長 感染拡大はだれの責任か
- どうなるコロナ対策 非常事態宣言解除後の行方は
- 稚拙なアプリで徹底管理 陰性の帰国者に2週間の自宅待機
- 迷走する政治屋たち COVID-19とオリンピック
- 閉ざされた国ニッポン ワクチンパスポートの考察
- メディアの在り方について
- 警察官としての矜持
- 新スタイルのフラワーショップ「DILIGENCE PA…
- 「銀魂 × TOWER RECORDS」12/24(木…
- 地元 神宮前で話題のオーガニックカフェ「SNOW AN…
- 原宿表参道 百年の灯りライトアップ
- フェンディとアニヴェルセルカフェが表参道でコラボ「フェ…
- 頻発する暴走事故はなぜ起きるのか。
- オレオレ詐欺はなぜ減らないのか