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假屋崎省吾さんが「オランダ・チューリップ大使」に、現地で生け花展

 華道家 の假屋崎省吾さんが、オランダ・チュー「リップ大使」に就任した。
 4月16日午前10時から、オランダ・キューケンホフ公園内のパビリオンで行われたセレモニーには、在オランダ日本大使館、オランダ生け花協会、オランダの主要美術館や観光アトラクションなどの旅行関係、欧州在住記者など、多くの関係者が集まった。   
 就任式に先立ち、キューケンホフ公園では4月12日から、假屋崎省吾さんの個展を開催した。オーストラリアから取り寄せたシンビジューム、 モンステラやオランダのチューリップをふんだんに使い、オランダらしいシンプルな円筒形の青硝子の花器を使った美しいアレンジメントを 披露した。
 オープンスペースでのアレンジメントで、作業が進む間に地元のオランダ人や観光客が次々と集まり、作品が完成した瞬間には、大きな歓声が上がった。
オランダ・チューリップ大使としての最初の仕事は、大成功のうちに幕を閉じた。
 華道家の假屋崎 省吾さんは、「假屋崎省吾 花・ブーケ教室」主宰。美輪明宏氏より「美をつむぎ出す手を持つ人」と評され、日仏交流150周年フランス広報大使、オランダ チューリップ大使を務めるなど、内外のVIPからも高い評価を得ている。
 近年では新たな取り組みとして、花と建造物のコラボレートとなる個展“歴史的建造物に挑む”シリーズも開催。これまでに、福岡県飯塚市「旧伊藤伝右衞門邸」、佐賀県鹿島市「肥前浜宿 酒蔵通り」、大分県日田市「草野本家」などで行われ、好評を博している。
 毎年秋に行われる、目黒雅叙園百段階段での個展「華道家 假屋崎省吾の世界」および「假屋崎省吾 花・ブーケ教室展」はライフワークとなっている。2010年秋には、ローマ国際映画祭、フランス パリにて個展を開催予定。
 著書に『花筺(はながたみ)』『花暦』(メディアファクトリー)、『假屋崎省吾 一世一代のブーケ』(講談
社)、本人の演奏曲も含む、新譜『假屋崎省吾 ロマンティック・クラシック・セレクション』(ソニーミュージ
ック)など他多数。また、新刊として『假屋崎流 夢のかなえ方「ここが大事」を見逃さない』(講談社)、
『假屋崎省吾的、地球の歩き方 花の都パリを旅する』(ダイヤモンド社)など。
 キューケンホフ公園は、チューリップを中心とした世界的に有名な球根花の庭園。15世紀、ヤコバ・フ
ァン・バイエルン伯爵夫人領の頃、ここでハーブ摘みをしていたことからキューケンホフ(キッチンガー
デン)という地名になる。
 32ヘクタールの園内には、チューリップ、ヒヤシンス、水仙など700万株以上の春の球根花が咲き
乱れ、どこを写真に撮っても絵になるとされている。
  開園期間中、アムステルダム・スキポール空港からキューケンホフまで直通バスが15分
ごとに運行され、空港からの所要時間は約20分。ライデン駅からも直通バスが運行されている。
(2010-04-24)

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原宿新聞編集長 佐藤靖博

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