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国際短編映画祭が6月10日から、環境庁など原宿表参道で

 米国アカデミー賞公認、日本発のアジア最大級の国際短編映画際「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア(SSFF&ASIA)」が6月10〜13日、16〜20日に東京の表参道や原宿(ラフォーレ原宿、表参道ヒルズ)で開かれる。96カ国から4000本を超える応募作品の中から約100本を上映、グランプリや各部門賞を決める。
 観光庁とSSFF&ASIAは昨年、「旅シヨーットプロジェクト」を立ち上げた。「旅に出たくなる」「日本に行きたくなる」ような短編映画を通じて、日本の観光を盛り上げるのが目的。SSFF&ASIAの代表は俳優の別所哲也さんで、観光庁の「YOKOSOジャパン大使」にも任命されている。
 今年、特別制作された「青春マンダラー!」は、竹富島に伝わる長寿の祝いの祭り“マンダラー祝い”を迎える“おばあ”のために、久しぶりに島に戻ってきた青年と幼馴染の女性が再会したことから始まる物語。13分53秒の作品だが、竹富島の魅力もふんだんに織り込まれている。
 旅シヨーットプロジェクトの選考部門では、北海道から沖縄まで全国各地から短編71作品の応募があり、9作品を入選作に選んだ。秋田県を舞台にした「北秋時間」、北九州のさまざまな表情を描いた「瞬くほど曖昧な夕暮れに」、母の遺灰をまくために日本を縦断する「いのなかのかわず」など、日本各地の美しい風景などを舞台にした力作が揃っている。  
 この映画祭では9作品の中から国土交通大臣賞を選ぶ。

(2010-05-05)

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