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「渋谷区小中学生絵画展」と「中国小中学生絵画展」を松濤美術館で併催
渋谷区立松涛美術館(松濤 2-14-14)では、3月6日(月)より「第24回渋谷区小中学生絵画展」を開催しており、今月19日(日)まで区内の小中学生の絵画、196点を展示する。
この展示は同美術館開館以来恒例となっているものだが、今年は特に「中国小中学生絵画展」と題し、渋谷区の友好交流区である、中国北京市の西城区の小中学生の絵画130点も併せて展示している。
小学1年生から中学3年生まで順に見ていくと、年齢を重ねることにより生じる、人間のものの感じ方や考え方の変化が記録されたドキュメントのようで面白い。
また、比較的淡い中間色の絵の具を好む日本(渋谷区)の子供に対して、中国(西城区)の子供は一般的に赤や黄色といった原色を多用。さらには、日本の子供は人物の表情を柔らかめに描くのに対し、中国の子供は総じて喜怒哀楽をはっきりと描き分けるなど、両国の文化の違いが子供の絵にも明らかに表れており興味深い。
アニメや漫画の影響が日本側の絵以上に、中国側の絵に色濃く浮かんでいるのも意外な点だ。現在の中国文化のありようを知る上で、子供の絵はどのようなビジネス書よりもわかりやすい手がかりとも言えるだろうか。
とはいえもちろん、大胆な描線、豊かな発想で大人を驚かせ、一時心を和ませてくれるのは世界共通、子供の絵の特長だ。仮に子供がいなくても、この週末には入場料無料で数々の意外な発見をしてみてはいかがだろうか。
(写真は展覧路一小3年生・陳九盟さんによる「点心を食べる(喫點心)」)
松涛美術館(2006-03-09)
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