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超小型「μPX-1」を開発、ターボリナックスとピルクスが5月31日発売へ

超小型「μPX-1」を開発、ターボリナックスとピルクスが5月31日発売へ

 ターボリナックス(渋谷区神南1丁目、森蔭政幸社長)とピルクス(板橋区、岡田昇一社長)は、リアルタイムLinuxカーネルを採用した超小型ARMマルチファンクションボード「μPX-1(マイクロピーエックスワン)」を開発、5月31日から販売を開始する。
 「μPX-1」は、名刺半分サイズの超小型設計と広範囲な用途に適用可能なパフォーマンスを両立させた「ARMマルチファンクションボード」。ピルクスが開発し、ターボリナックスが日本総販売元として提供する。
 “リアルタイムLinuxカーネル(Linux 2.6.33)”の採用によって、正確な実行タイミング(リアルタイム性)が求められる制御装置や計測器、ロボットなどのプラットフォームとして精度の高い動作を実現する。
 「ARM926EJ-SコアベースAtmel AT91SAM9263」を搭載し、多様なニーズに対応する豊富な機能を54mm×42mmの小型ボード上で実現。
 さらに、専用のオプション基板(上部・下部)でEthernetやUSB、KDDI通信モジュール、Bluetoothシリアルポート、GPIO(デジタル入出力)など各種インターフェース機能を拡張することができる。
 OSはターボリナックスの組み込み向けLinuxディストリビューションをRPMパッケージで公開し、完全にオープンな開発環境をサポートしていく。
 ターボリナックスでは、組み込みLinux市場における豊富な経験に基づき、デバイスドライバ開発や専用アプリケーション対応・移植ソフトウェア(ライブラリ)の提供など、総合的な受託開発サービスを合わせて提供する。
 製品力の向上や用途への最適化など、更に進んだ開発ニーズに対して、各種組み込み機器および周辺機器に対応したユーザーインターフェースやファームウェアなどの開発も行い、顧客の製品・サービスに最適な開発支援をハードウェア・ソフトウェアともにワンストップで提供する。
 今後は、ロボットテクノロジーへの適用も可能であることからサンプルコードの付属や応用技術への展開を予定している。
 なお、新製品は5月12日から東京ビッグサイトで開催する「組込みシステム開発技術展(ESEC2010)」のKDDIブース(小間番号:東31-32)において、同社通信モジュール搭載ソリューションとして展示する。
(2010-05-11)

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