原宿新聞

「発言オヤジ」好調でメディアへQ&A サイト導入を推進、オウケイウエイヴが

　Q&Aサイト「OKWave」を運営するオウケイウェイヴ（渋谷恵比寿1丁目、兼元謙任社長）は今春、産経デジタル（千代田区、近藤哲司社長）とターニーズ ファクトリー（杉並区、谷尾昌彦社長）の企画のもと、夕刊フジ公式サイト「ZAKZAK」にQ&A掲示板『発言オヤジ』を開設、好調推移しているため、5月17日から、ニュースサイトにソーシャルメディアを組み合わせる新たなQ&Aマネタイズモデルとして、ニュースサイト向けにQ&Aサイトの導入を推進する。
　Q&A掲示板『発言オヤジ』は、産経デジタルが運営する夕刊フジ公式サイト「ZAKZAK」とオウケイウェイヴが運営するQ&Aサイト「OKWave」とが連携したQ&Aパートナーサイト。「ZAKZAK」内に本年4月に開設されたサラリーマン向け“お役立ち情報”や、“癒し情報”を提供する「神田オヤジ」コーナーにおいて、不満、疑問、相談、そして、憂さ晴らしをしたいオヤジが質問できるQ&A形式のソーシャルメディアとして、『発言オヤジ』は活用されている。
　『発言オヤジ』から投稿された質問は、『発言オヤジ』の利用者同士だけでなく、「OKWave」および他のパートナーサイトからも閲覧可能なため、170万人以上が登録する「OKWave」と140サイト以上のパートナーサイト利用者からの回答も期待できる。
　さらに、「OKWave」に蓄積された2,150万件以上のQ&Aコンテンツも『発言オヤジ』から閲覧可能なため、過去の有益なQ&Aも問題解決策の一助として活用できる。
　産経デジタルでは、「ZAKZAK」で報じるニュース記事ページ内に、記事と関連したQ&Aコンテンツへの導線を設けるなど「神田オヤジ」コーナー内にとどまらず、月間293万人の「ZAKZAK」利用者（2009年12月現在）にアピールし、サイト活性化を図るような施策を進める。
　オウケイウェイヴでは、ニュースサイトをはじめとするメディアサイトに対して、Q&A形式の有用なクチコミを生み出すユーザコミュニティを併設することで、サイト活性化や新たなマネタイズモデルの提案を推進していきたいとしている。　
（2010-05-17）