原宿新聞

新銀行東京の黒字化は「大変ありがたい」と石原知事、21日の定例会見で

　東京都の石原慎太郎知事は5月21日の定例会見で、新銀行東京が2010年3月期で、貸し倒れ引当金の繰り入れによって、開業以来初となる15億円の当期純利益を計上、黒字化したことについて、「大変ありがたい。これからセカンドステージに入って、もっと力をつけるために何かやる。それが何かは、いま言わない。前途多難だが、他の銀行が、やらないような零細企業の救済をやってきたのだから、そういう努力、特徴を見てもらいたい」と強調した。
　また、５月14日に死去した故鈴木俊一元知事について、「地方自治の巨星であり、末永く冥福を祈りたい。挫折をバネに、見事な都政をやった人で、渋い人だった。100歳訪問を楽しみにしていて、その寸前で亡くなり、感慨深い」と称えた。
　故鈴木俊一元知事の東京都葬は、石原慎太郎知事を葬儀委員長に、５月28日（金）午前11時から正午まで葬儀式（招待者のみ）、正午から午後1時まで、告別式（その他の参列者）として、青山葬儀所（港区南青山2丁目33・20）で行われる。
　一方、27日（木）に予定されている政府の全国知事会については、「アリバイづくりみたいな会議をやっても、混乱するだけ」と、欠席を強く示唆した。
（2010-05-21）