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「北斎とその時代」展を前に内覧会、太田記念美術館で

「北斎とその時代」展を前に内覧会、太田記念美術館で

 浮世絵専門の太田記念美術館(渋谷区神宮前1丁目)は5月31日(月)、6月からの「北斎とその時代」展を前に、内覧会を開催した。内覧会では全217点が披露され、そのうち約3分の1を北斎の師匠や同時代のライバルや弟子たちの作品が占めて、それらとの対比で、「天才か努力家か」といわれる北斎の才能が検証されていった。  葛飾北斎(1760〜1849)の生誕250周年を記念した「北斎とその時代」展は、「変貌し続ける才能」と題した「前期」が6月1日(火)〜6月27日(日)、「後期」の「晩年の境地“冨岳三十六景”」は7月1日(木)〜7月25日(日)に予定されている。
 「前期」には109点が展示され、役者絵や美人画、風景画、花鳥画、北斎漫画、武者絵をはじめ、滝沢馬琴と組んだ「南総里見八犬伝」の挿絵など、貪欲とまで言える北斎の変貌し続ける才能を紹介。
 「後期」では、70歳を過ぎてからの代表作「冨岳三十六景」の全46点のほか、同時期の「諸国瀧廻り」や最晩年の肉筆画の傑作「雨中の虎」などから、北斎がたどり着いた境地を紹介するとともに、弟子たちや時代への影響なども浮き彫りにしている。
(2010-05-31)

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