原宿新聞

CJ-LINXが「URAHARA.ORG」と包括提携、裏原宿の商品を中国へ

　日本企業の中国市場への進出を支援するCJ-LINX（TLホールディングスグループ、渋谷区神南1丁目、矢野広一社長）は6月１日、日本のF1層(20〜34歳の女性)に人気が高い衣料品やファッション雑貨を中国向けに展開するインターネットメディア事業において、渋谷・裏原宿のオフィシャルサイト「URAHARA.ORG」と包括的に協業することになったと、正式に発表した。
　F１層に人気の高い裏原宿のセレクトアイテムを中国向けに紹介すると同時に、現地での購入需要に対してオンラインショッピングとリンクしたサービスを共同で展開する。
　具体的な協業の第一弾として、中国向けファッション情報サイト「渋谷前線」（http://www.seguray.com/）において、裏原宿の今を伝える「URAHARA.ORG」（http://www.urahara.org/）の情報を先行公開し、６月1日からオンラインセレクトショップ「東流」で、裏原宿の実店舗の商品を、レディス中心に2,000アイテムほど取り揃え、中国向けに販売を開始。
　URAHARA.ORGでは、裏原宿に実店舗を持つことを前提条件としたファッション中心のオンラインショップ「UraHara Style」を運営しており、今回新たに中国市場をターゲットとしたEC進出を、CJ-LINXの中国向けオンラインセレクトショップ「東流」において開始することになる。
　「東流」はこれに伴うサイトリニューアルを実施し、渋谷前線とリンクした購買層向けに、「A LITTLE VILLAGE ♯1」「BABY SOULG2？」「HEAVEN」「nancy」「SPELL by under a spell」「SPIRAL」の7ブランドを加える。
　今後は、中国の需要にマッチする商品を選んでアイテム数を拡充し、現地のユーザーに付加価値の高い商品を提供する。
夏休みシーズンに向けてレストランやヘアサロンなどでも利用できる中国語・日本語の両方を記載したクーポンやガイドの提供なども予定しており、裏原宿の観光誘致とユーザーとショップのコミュニケーションのサポートにつながる事業を共同で展開していきたいとしている。
（2010-06-01）