原宿新聞

「新首相は東京選出の見識を」と石原知事。”第3極の連携”あらためて強調

　東京都の石原慎太郎知事は、6月４日の定例記者会見で、民主党新首相に関する質問に答えて、「菅さんのことはよく知らないが、どういう行政をするかで評価が決まる。東京選出の見識を示して欲しい。また、役人をうまく使って欲しい。ある程度、継続性を持ってやってもらわないと困るし、首相が2年持たないのは、日本くらいではないか」と、感想を述べた。
　また、第3極といわれる新党が、相次いで参議院東京選挙区からの立候補を表明していることについても、「それぞれプライドを持っているが、ある形の連携・連帯は必要。民主党の手法では困る、参議院の過半数を阻止するということでは一致している。日本には薩長連合、パリでは右も左も連携してナチスドイツに対抗して勝った歴史があるが、そのための努力はしたい。先般の首都圏の知事会でも、ひと汗もふた汗もかくことで意見が一致した」と強調。
　支給が始まった子ども手当てについては、「かなりの若い母親たちが、貯金すると言っているようだが、これは怖いこと。貯金では還流せず、経済の刺激にもならないわけで、そういう影響が出てくるのではないか」と語った。
（2010-06-04）