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「GAPビル」跡地、新商業施設を７月着工、２０１２年３月竣工へ

神宮前交差点の「旧GAPビル」（ティーズ原宿）の跡地開発は、東急不動産（クロス特定目的会社）の手で、新たな複合商業施設が7月上旬に着工、2012年3月下旬ごろ竣工となる。
建築計画の名称は（仮称）表参道プロジェクト。
2057平方㍍の敷地に、地下２階・地上７階、塔屋二階のビル（名称未定）を建設し、物販のほか、飲食、サービスなどの店舗が入る。施設の名称やテナント構成などは未定。
駐車場台数は、一般用41台、身障者用１台、荷捌き用５台。駐車場には、明治通りからビル北側の道路を入る。
　建築面積は1664平方㍍で、延べ床面積は１万1861平方㍍。ビルの高さは、最高45㍍(７階建て)だが、表参道側は高さ制限によって、30㍍（5階建て）。
表参道側の６階相当部分には、緑豊かな樹木が特徴の屋上広場を設けて、ケヤキ並木との“緑の連続性”を保つ。　高層（7階建て）部分にも、一部バルコニーを設けて、圧迫感を軽減する。
　総工費は、土地取得費も含めて、約六百億円という。
従来のビルは、「原宿セントラルアパート」の跡地を竹中工務店が、当時の土地所有者・東武百貨店との間で、10年の定期借地契約を結んで再開発し、1999年に開業。敷地面積2057平方㍍、建築面積1449平方㍍、地下１階・地上３階建て、高さ30㍍で、延べ床面積5205平方㍍規模の複合商業施設として運営してきた。
2006年に、土地の所有権が東急不動産に移り、10年と定めた定期借地契約の満了に伴って、今年初から取り壊し工事を進めていた。
新たな商業施設は、敷地面積は同じでも建築面積は１・15倍に広がり、地下２階・地上７階建てとなるため、延べ床面積は２・２８倍へと、大型化することになる。
（2010-06-17）

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