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「原宿はちみつ」使ったプリン、8月8日から発売、コロンバンが商標登録も申請
コロンバン(渋谷区神宮前6丁目、小澤俊文社長)の「ミツバチプロジェクト」が始動、8月8日からは、原宿本店の屋上で採れた「原宿はちみつ」を使ったプリンを、第1弾として限定販売する。これに伴ない、7月21日付で特許庁に、ミツバチの巣をデザイン化して「原宿はちみつ」(HARAJUKU Haney)と組み合わせた複合商標の登録を申請した。
洋菓子の老舗として知られる同社は、2010年5月から、コロンバン原宿本店の屋上に4つの巣箱を設置し、約12万匹のミツバチを飼育するプロジェクトを開始。福岡県をルーツとし、原宿エリア内で養蜂経験を持つミツバチ産業(目黒区東山1丁目、藤井新三社長)の協力を得て、ミツバチの飼育を進めており、明治神宮、代々木公園などの緑の多い原宿・表参道エリアの自然から採取したハチミツ「原宿はちみつ」を使った商品を開発し、食の安全・安心にこだわった本物の洋菓子作りに取り組む。
今年度は、8月8日から、原宿本店サロンにおいて、「原宿はちみつ」を使ったプリンを、期間限定で提供する。
また、ノウハウを蓄積し、研究を重ねて、将来的には地元商店街と連携し、「原宿はちみつ」を使ったサービス提供を行う企業・団体などを募集、同エリアの”ブランド力”のさらなる向上を目指す。
さらには、地域の環境意識の活性化についても視野にいれた活動を進め、地域貢献していきたいとしている。
「原宿はちみつ」は、何種類もの花蜜で作られた“百花蜜”が特徴。 ミツバチは、半径約3kmの行動範囲の中で収蜜活動を行っているため、明治神宮、代々木公園、明治神宮外苑、赤坂御所、新宿御苑などが収蜜の主要エリアといえる。周辺環境にあわせ、花蜜を集めて作るハチミツは、採蜜時期ごとに異なる味や香りの変化がある。
ただ、農薬を使わざるを得ない現代農業の中で、ミツバチを取り巻く環境はシビア。近年、大量のミツバチが忽然と消える「蜂群崩壊症候群」が世界中で起きており、欧米のミツバチは4分の1が消滅したといわれる。原因は農薬説・携帯電話電波説・遺伝子組み換え植物説・ウイルス説・ストレス説など、諸説が挙げられているが、明確には解明されていない。
(2010-07-25)
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