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急性アルコール中毒のシーズン到来 消防署、若年層の無謀な飲酒に警告
4月の到来とともに原宿、渋谷でも新入生、新入社員の歓迎会などが急増すると見られているが、渋谷消防署では例年この時期に急性アルコール中毒による救急搬送が急増することから、適量を超えた飲酒を自制するよう呼びかけている。急性アル中患者の搬送に追われ、他の重篤な傷病者が搬送できず死亡することもあるだけに、訴える消防署の口調も深刻だ。
3月下旬から4月上旬にかけては、大学や事業所の新入生、新入社員歓迎会が年間を通じてピーク。そして同時に、この時期は若年層が適量以上の飲酒で急性アルコール中毒を発症し、救急車をコールする例が急増するシーズンでもある。
平成17年の1年間で、渋谷消防署管内での急性アル中による救急搬送は合計1147件。月別の最多は忘年会のピークに当たる12月の145件だが、2位は4月の127件で、全体の11%に達している。
同署によれば急性アル中により搬送される人は20代と30代に集中しているが、近年は20歳未満者の搬送も増えており、保護者や指導者など大人の側にも、未成年の飲酒を容認しがちな空気は強まっているようだ。
急性アル中自体は98%以上が中等症以下で、そのうち63%は軽症(平成17年)。自己管理と周囲の注意で十分防げるものだが、それらの搬送によって救急車が署内から出払ってしまい、交通事故など他の重篤な傷病者の搬送に支障が出るケースが絶えない。消防署もその点は頭を悩ませており、自分の酒量をわきまえない飲酒、一気飲みの強要などはくれぐれも慎んで欲しいと訴えている。
渋谷消防署(2006-04-06)
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