原宿新聞

【知事会見】「政界再編の時期が近づいた」と石原知事、民主党代表選にふれて

　東京都の石原慎太郎知事は、8月27日の定例記者会見で、民主党代表選に小沢一郎前幹事長が立候補することに関する質問に、「政界再編の時期が近づいた」と、短くコメントした。
　また、取り沙汰されている東国原英夫宮崎県知事の東京都知事選への立候補についても、「よく知らないが、創意のある人に対処してもらいたい。東京のことで手いっぱいでもあり、余計なことは言わない方がいい。都民が決めることであり、まだ先のこと」と述べるにとどめた。
　さらに、八ッ場ダム建設問題については「歩み寄りも何も、前原国交相からは何も返ってこない。民主党の代表選という政局がらみもあって、誰が担当大臣になるかも分からないし、1都５県の知事による意見交換会は延期したが、国は予断をもたずに検証というなら、早く検証の結果を明らかにすべき」と語った。
　この日の会見では、名誉都民の候補者として、安達雅一（染色家）、川崎富作（日本川崎病研究センター理事長）、中村芝翫（歌舞伎俳優）の3氏を選定、9月議会の同意を得て顕彰の予定と発表。さらに、「こども救命センター」を9月１日付でスタートさせ、東大病院（文京区）、国立成育医療研究センター（世田谷区）、日大板橋病院（板橋区）、都立小児総合医療センター（府中市）を指定医療機関として、24時間365日の小児救急医療体制の整備に取り組むことも明らかにした。
（2010-08-27）