ヘッドラインニュース

ブロードバンド時代の短編映画フェスティバル

ブロードバンド時代の短編映画フェスティバル

 世界54カ国、615本の中から選りすぐられた短編だけの映画祭が、14日、「KDDI Designing Studio」にて開催される。
 今回行われるのは、言語、テーマを問わずに世界中から公募した短編専門(制限時間20分)の映画祭、「CON-CAN ムービー・フェスティバル」の第2回授賞式と、第3回入選作の先行上映会。
 第2回の候補作は、一般の視聴者がネットのストリーミング配信で鑑賞。彼らの投票で10本まで絞り込まれたのち、今年2月24日、台湾の侯孝賢監督ら世界7カ国の映画人が最終審査を行った。
 その結果「魂観大賞」(グランプリ)に選ばれたのは、フィンランドのアルト・トゥオヒマ監督のコメディ、「ペールケレ!」(写真)。そのほか韓国のユ・セオクユン監督の「小部屋」、英国ウェールズのダニエル・ムロイ監督による「妹」の2本が、「魂賞」(準グランプリ)に選出された。 
 当日14日は午後6時30分よりトゥオヒマ監督らが出席しての受賞式及び受賞作上映会が行われるほか、第3回のノミネート作品30本の先行上映(一般への配信は25日開始)も行われる。 
 第3回は第2回の44カ国を超える54カ国からの応募があり、作品本数も倍近い615本へと増加した。映画祭事務局によれば、ドラマ、コメディ、アニメーションなど、前回にまして幅広いジャンルの作品が集まっているほか、入選作品のクオリティも応募総数に比例して確実に高まっているということだ。
 昨今、CG技術の進歩によって、資金の無いアマチュアでもプロ並の映像を作ることが可能になりつつあると言われる。今回の映画祭はさらに、ブロードバンドの普及によって作品発表の場も万人に開かれた、本格ウェブ時代ならではのイベントと言えそうだ。


「第3回CON-CAN ムービー・フェスティバル入選作品先行上映会」

日時:2006年4月14日(金)午前10時〜午後6時
場所:KDDI Designing Studio(東京都渋谷区神宮前4-32-16) 1F コミュニケーション・スタジオ&4Fセミナールーム

「CON-CAN ムービー・フェスティバル第2回授賞式&第3回入選作品発表会」

日時:2006年4月14日(金)午後6時30分〜午後8時30分
場所:KDDI Designing Studio1F コミュニケーション・スタジオ

CON-CAN ムービー・フェスティバル
KDDI Designing Studio (2006-04-12)

最新記事一覧

ヘッドラインニュース一覧

創刊にあたり

現実をみつめる冷静な目
原宿新聞編集長 佐藤靖博

www.harajukushinbun.jp

虫に書く

事案の真相に鋭いメスを
「巨悪は眠らせない」

www.harajukushinbun.jp