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21年目の「アニー」 今年も青山劇場で

21年目の「アニー」 今年も青山劇場で

 1986年の初演以来、21年にわたり愛されてきたミュージカル「アニー」が今年も上演される。注目はやはり、主人公アニーを演じる2人の子役に注がれるが、今月22日から青山劇場でこれを演じるのは、約9000人応募の厳しいオーディションを突破した加藤茜(10)、そして服部杏奈(11)だ。
 「アニー」は、大恐慌時代の1930年代ニューヨークを舞台に、孤児の少女アニーが持ち前の明るさで逆境を跳ね返していくというストーリーのミュージカル。1977年にブロードウェイで初演され大ロングランとなったが、日本でも1986年以来毎年公演を重ね、今年で21年目を迎えた。劇中で歌われる「トゥモロー」も、ミュージカル史に残る名曲として知られている。
 毎年出演者が入れ替わるため、子役たちによる大変に厳しいオーディションが行われることでも有名な「アニー」。今回も約9千人の応募が集まったが、その中から主役アニーの座を射止めたのは、2003年にケイト役で本作経験済みの加藤茜と、「初めて『アニー』を観た小学1年生の時から憧れていた」と語る服部杏奈。彼女らを含めた総勢28人の子役たちによる迫力ある歌・ダンス・演技が、今年も最大の見所だ。 
 アニー以外のメインキャスト、大富豪オリバー・ウォーバックス役には目黒祐樹、孤児院の院長ミス・ハニガン役には辺見マリの両実力派が初登場となる。その一方で2001年からグレース役を演じ続ける岩崎良美は今回も出演、新キャスト陣とどのようなアンサンブルをなすかが注目される。
 演出家のジョエル・ビショップは日本版「アニー」を手がけるのが今年で6回目。ビショップによれば、「この仕事で好きなことは子どもたちに囲まれ、子どもたちと働けること。今回の2人の主役はそれぞれ違ったアニーを演じてくれるはずだし、また過去5年に演じられたどのアニーとも違うはず。友達、家族、親戚を誘って観に来てください」ということだ。


丸美屋食品ミュージカル「アニー」

公演期間:4月22日(土)〜5月7日(日)
公演会場:こどもの城 青山劇場
チケット料金:S席7800円 A席5800円(消費税込)

チケット購入:キョードー東京(03-3498-9999)ほかプレイガイドで
問い合わせ:日本テレビアニー事務局(03-6215-0404=直通)/キョードー東京(03-3498-9999)

丸美屋食品ミュージカル「アニー」(2006-04-14)

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