原宿新聞

「ピープル・ツリー」がオーガニック専門展へ、9月21〜23日、セミナーにも

　原宿表参道にもショップを持つフェアトレードの専門ブランド｢ピープル・ツリー｣は、9月21日（火）〜23日（木）、東京ビッグサイトで開催される日本最大のオーガニック専門展示会「BioFachJapan オーガニックEXPO2010」（略称ビオファ、 http://www.biofach.jp ）に出展、エシカルファッションのセミナーやトークショーにも出演する。
　今年で10周年を迎えるビオファでは、「さながらオーガニック大学！」というスローガンのもと、幅広い分野でセミナーイベントを予定。エシカル・ファッションの分野では、「ピープル・ツリー」のパートナーで、インドのオーガニック・コットン生産者支援団体「アグロセル」のサイレシュ・パテルマネジャー、および「ピープル・ツリー」のサフィア・ミニー代表が、9月21日火）、
23日（木）のセミナーにパネリストとして参加し、現地のオーガニック・コットンの専門家、フェアトレード・ファッションの専門家の視点で語り合う。
　9月21日（火）には午前10時半から、 東京ビッグサイト内の セミナールーム1 で、ファッションの背景にある「目に見えない部分」を明示し、消費者の意識を啓蒙する動きについて、その最先端に立って活動するエシカル・ファッションのエキスパートたちと意見交換する。
　ファッションジャーナリストの生駒芳子さんをファシリテーターに、パネリストとしてアバンティの渡邊智恵子代表、NPO法人ACE（エース）の岩附由香 代表、パタゴニア日本支社の環境担当 篠健司環境担当、およびアグロセル（インド）のサイレシュ・パテル マネジャーが登。
　また、9月23日（木・祝）には午後1時半から同会場で、ファッションの背景にある、原料の調達や製品の生産の現場で起きている環境破壊や人権侵害の実態を伝え、人と環境を守ってつくられる「エシカル・ファッション」の普及につなげるために語り合う。
　ファシリテーターは、あまやゆかさん。パネリスト、アバンティの渡邊智恵子代表、ファッションジャーナリストの 生駒芳子さん、フリーアナウンサーの末吉里花 さんに、ピープル・ツリー／グローバル・ヴィレッジからサフィア・ミニー 代表が加わる。
　「アグロセル」は、社会的に立場の弱い小規模農家を支援するインドのオーガニック・コットン生産者支援組織で、ピープル・ツリーにオーガニック・コットンの原綿を供給している。インド全域11州に25のサービスセンターを持ち、約4万5000人の小規模農家を支援している。「アグロセル」の生産者支援は、農業投入物の流通・販売から、生産物のマーケティング支援をはじめとする無料の農業技術指導や、土地を持たない人びとへの雇用創出プログラムの運営まで、幅広くかつ包括的に提供。
　また、個々のオーガニック・コットン生産農家を支援するだけでなく、学校の水道設備の建設、女性が収入を得るためのプログラムも実施し、コミュニティ発展の支援も進めている。（2010-09-20）