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変質者・不審者をメールで警戒警報

変質者・不審者をメールで警戒警報

 渋谷区では20日(木)より、区内の犯罪発生状況や、子どもを狙った不審者・変質者の情報を、区民の携帯電話・パソコンに直接電子メールで知らせるサービスを開始する。
 これに登録できるのは、渋谷区在住・在勤・在学者のほか、渋谷区の学校に通う子どもの保護者。メールアドレス「saam@req.jp」に件名、本文を空欄にした空メールを送信し、返信されてきた質問事項に答えることで登録可能となる。登録は無料。
 自治体による防犯メール送信は、平成16年6月大阪府池田市が初めて開始したもの。同市は13年、大阪教育大付属池田小学校の児童・教師計23人が乱入者によって死傷する事件が起きたところだが、その後事件の反省を基に、児童・保護者が不審者・変質者の情報をいち早く知る手段として、電子メールによるサービスを考案していた。
 その後、東京都でも足立区、豊島区、文京区、練馬区などでも同様のサービスを開始。渋谷区では区立の小中学校で児童、生徒に犯罪に関する緊急情報をメールで通知していたが、区外、私立の学校に通う子どものフォローがないことが不安視されていた。
 ところが昨年12月、広島、栃木で小学校児童が誘拐、殺害される事件が相次ぎ、渋谷区のPTAからも全区民を対象としたサービスの開始を求める声が強まったことで、今回の事業開始となったようだ。
 なお豊島区の例では、不審者・変質者が現れたという報告が入った場合、情報の真偽が未確認であっても即時一斉に電子メールを発信しているが、渋谷区でも原則これに倣うということだ。

問い合わせは渋谷区安全対策課安全対策主査まで

03-3463-1211(内線2472)(2006-04-17)

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原宿新聞編集長 佐藤靖博

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