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「AKB48 」もグッドデザイン賞、9月29日に「ベスト15」発表
日本産業デザイン振興会(岡村正会長)が選んだ2010年度グッドデザイン賞の「ベスト15」に、アイドルユニット「AKB48」が入った。“エンターテインメントプロジェクトデザイン”が評価され、審査対象3136件の中から、「ベスト15」に選ばれたもので、11月10日の大賞選出会で、59人の審査委員と全受賞者の投票によって、「グッドデザイン大賞」が決まる。
深澤直人審査委員長は講評の中で、「大きく考えたとき、経済の発展方向と歩調を合わせ、豊かさへの指標を念頭に置いて選考した。結果として、有形であった物が減り、無形へと近寄っている。文化・サブカルチャーも、ある意味ではデザイン。常に変わることで魅力を発するファッションやエンターテインメント、メディアなどはさらに個性的な方向に向かう可能性がある」とした。
「AKB48」についての審査員コメントは、「秋元康氏の全面プロデュースにより、2005年に“会いに行けるアイドル“という、見事に時代をついたコンセプトを掲げて誕生。秋葉原に専用劇場である”AKB48劇場“を持ち、チームごとにほぼ毎日ライブ活動を行う、ファンとのコミュニケーションを最大限に活用したアイドルとしてのあり方や、「AKB48選抜総選挙」「AKB104選抜メンバー組閣祭」など、ファンから社会までを巻き込むプロジェクトを拡大」と評価。
また、「東京・秋葉原に加えて名古屋・栄を拠点とする姉妹ユニット「SKE48」、大阪・なんばを拠点としたユニット「NMB48 」など、3大都市すべてに大人数アイドルユニットを配し、地域に密着した活動を展開し、近年のエンターテインメントプロジェクトデザインとしては、群を抜いた先見性と完成度で社会に非常に大きなインパクトを与えた」とみる。
さらには、「今後もさらなる地方展開、海外展開をふまえ、ジャパニーズポップカルチャーをグローバルなエンターテインメントビジネスとして成立させる可能性を、大きく感じさせるプロジェクトデザイン」としている。
ほかに、電子ドラム、エアマルチプライアー、電気自動車など14件が「ベスト15」に選ばれており、中でも独立行政法人宇宙航空研究開発機構の宇宙実験施設「きぼう」が異彩を放っている。
(2010-09-29)
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