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12月公演「黴菌」の制作発表、シアターコクーンで30日に
Bunkamura(東急文化村、渋谷区道玄坂2丁目)のシアターコクーンは9月30日(木)、12月公演「黴菌」(ばいきん)の制作発表会を開いた。
「黴菌」は、2004年「カメレオンズ・リップ」で初登場以来、コクーンの劇場空間を巧みに活用して、次々と話題作を生み出してきたケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA、日本人)が、今年最後の新作を書き下ろし、演出する作品。「昭和3部作」の第2弾に当たり、敗戦の傷跡が色濃く残る昭和20年代半ばまでの、郊外に建つ洋館を舞台にした「大人の密室群像劇」であり、“戦争を忌避してきた3きょうだい”を軸とした舞台で、12月4日(土)を初日に、12月26日(日)までシアターコクーンで上演する。
出演は、ストイックな役作りと高い演技力で独特の地位を築いてきた北村一輝、国内外で多数の映像作品に出演し、舞台にも活躍の場を広げている中村トオル、作家・演出家としても注目されている生瀬勝久、舞台・映像の第一線で活躍し続け、輝きを増す高橋恵子、数々の舞台出演で新境地を切り開く、ともさかりえ・岡田義徳・緒川たまき、KERA作品に欠かせない確かな演技力と個性を併せ持った山崎一、犬山イヌコら。 ほかにも、演技派のみのすけ、小松和重、池谷のぶえ、長谷川博己といった顔ぶれが集まる。
制作発表にあたって、東急文化村の高木仁専務が「昭和20年という混乱期を背景に、“黴菌”というナゾめいた題名で、どんな群衆劇になるのか、楽しみに」と挨拶。作・演出のKRRAも「昭和20年3月10日の東京大空襲から始まって、戦争を避けて通った資産家の“放蕩3きょうだい”とその家族を描いて、リアリスティックに始まって詩的に終わるストーリーを考えている」と述べ、「(まだ不確定部分もあるが)、リハーサルの初日までには、ストーリーもキャストも確実にしたい」と、ユーモアを交えながら、意欲を語った。
(2010-09-30)
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