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クラシックカーが１２日ゴール、明治神宮で欅会役員ら出迎え

　10月９日（土）に、明治神宮の原宿口前を出発したクラシックスポーツカーが、１都９県、1600ｷﾛ㍍近い過酷な道のりを経て12日（火）の夕刻、出発地と同じ、原宿・表参道に戻ってきた。　
　「古いものに敬意を」「いくつになっても心　少年」「イベントに参加する全ての人々と友情の輪を広げる」という、第1回大会〈１９９７年）からの不変の基本精神のもと、東京から埼玉・群馬・栃木・福島・宮城・山形・茨城・千葉・加奈川の各県を駆け巡って、この日、感動のゴールを迎えた。
　エントリーしたのは108台、実際にスタートしたのは、“走る芸術品”ともいうべき106台の名車。うち完走したのは94台。優勝は2年連続で竹元京人・淳子さん夫妻。
　国際クラシックカー連盟、日本自動車連盟とともに特別協力した原宿表参道欅会（松井誠一理事長）からは、山本正旺名誉会長をはじめ、多数の役員がゴールで出迎え、出場選手、関係者らの労をねぎらった。
　スピードを競うのではない、このタイムトライアルラリーには親子、兄弟、夫婦での参加も多く、「天候には恵まれず、疲れたが、妻と４日間いっしょに過ごせて幸せ」「親子の絆が深まった」「沿道のすごい声援と交流に支えられて完走できた」「兄弟とはいいものと実感」といった感想が相次ぎ、中には「成績はともかく、来年も必ず参加する」と宣言する人たちも。
　9月の記者会見で優勝宣言していたタレントの堺正章さんは、８位でゴールイン。「初日、雨のシーンが多くてつらかったけど、徐々に天気がよくなっていって、最終日は非常によい天候の中で走れた。今朝ホテルで顔みてたら、日本ザルみたいだった」と笑わせた。
　愛車（MERCEDES BENZ 300SL ROADSTAR/1957年製）を駆って初参加し、59位でゴールインした元F１ドライバーの鈴木亜久里さんは、「何よりも、オルガナイズの見事な、楽しいクラシックカーレースだった」と、主催関係者の運営力を高く評価した。
　13回目を迎えた「La Festa Mille Miglia 2010」は、BS朝日とフォルツァが主催、渋谷区のほか、TOKYO FM、イタリア大使館、福島県観光物産交流協会、福島市、千葉県、ちば国際コンベンションビューローが後援した。
（2010-10-12）

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