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チェコ少女合唱団が来日公園、10月23日の表参道ヒルズから全国で
10月下旬から11月にかけて、チェコ少女合唱団「JITRO」(イトロ)による来日公演が開催される。この公演では、ボヘミアが生んだ大作曲家、ドヴォルザークやスメタナの名曲に加え、「虹よ永遠に〜真実井房子原爆体験記より〜」が演奏される。
「虹よ永遠に」は、故・真実井房子氏の実話をもとに、同じく被爆体験のある橋爪文氏が作詞。この作品では、被爆直後の広島の焼け野が原をさまよい歩く教師と生徒たちが、その命を次第に失っていく悲劇を描いている。
チェコ少女合唱団の指揮者で、優れた教育者でもあるイジー・スコパル氏は、これまで「音楽を通じて人々に愛と平和のメッセージを届ける」という強い信念のもとに音楽活動を行ってきた。第2次世界大戦において「アウシュビッツの控え室」と言われたチェコ北部、テレジン収容所でのユダヤ人虐殺の悲劇や、隣国であるウクライナで起こったチェルノブイリ原発事故でも、人々が甚大な被害を負ったことを深く憂い、スコパル氏と強く平和を希求する願いが一致して、2004年、2007年、さらに2010年10月のツアーが実現する運びとなった。
チェコ少女合唱団「JITRO」(イトロ)のスケジュールは、 10月23日(土) 午後3時から、東京・原宿の表参道ヒルズ吹き抜け大階段でデモンストレーションの後、10月24日(日) に埼玉会館(埼玉県)、10月25日(月)国立オリンピック記念青少年総合センター(東京・渋谷区)、10月26日(火)鎌倉芸術館(神奈川県)、10月31日(日) 泉佐野市立文化会館「泉の森」大ホール(大阪府)、11月 3日(水・祝) 魚沼市小出郷文化会館(新潟県)、11月 6日(土) 熊本県立劇場(熊本県)、11月7日(日) 深江ふるさと伝承館(長崎県)と続く。
チェコ少女合唱団「Chorus/ Czech Girls’Choir“JITRO”」は、1973年ボヘミアの古都フラデツ・クローヴェーに創設。4つの予備課程に約500名の生徒が学び、その中から選抜された30名のみがプロとしてステージに立つことが出来る。1979年から2008年の間に23の国際合唱コンクールに出演、17回の優勝と1回の準優勝を飾る。 世界最高の女声コーラスの一つとして名高く、英国、ドイツ、フランス、スイス、イタリア、スペイン、ハンガリー、ロシア、カナダ、香港など世界中で活躍。
特にアメリカでは、少年少女合唱の歌唱様式に決定的な革新をもたらしたとされ、1990年以来、毎年のようにツアーが行われている。
音楽祭への招聘も数多く、2003年にはミュンヘン響と「プラハの春」に出演、モーツァルト作品の初演をおこなって、話題を集めた。スプラフォン、チェコEMI等からCD、ビデオをリリースしている。
(2010-10-15)
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