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【知事会見】東京マラソンは1000人別枠で、築地市場は「まもなく結論」と

　来春の「東京マラソン」の参加枠が1000人ほど増える。石原慎太郎知事が10月15日の定例会見で明らかにしたもので、来年2月27日開催の東京マラソンでは、「少しでも多くのランナーの希望をかなえたい」として定員3万5000人のところを、「警視庁の了解も得て、別ワクで1000人増やす」考え。この枠を有効活用して「ロンドンのようにチャリティ制度」を設け、「世界最高峰のマラソン大会へと進化させたい」としている。
　具体的な仕組みなどは、今回から主催団体となる東京マラソン財団（帖佐寛章理事長）が検討中で、12月ごろ発表の予定。
　「東京マラソン2011」には、フルマラソンと10㌔レースの合計で33万5147人が応募し、抽選倍率はマラソン9･2倍、10㌔13・6倍と、非常な人気の大会となっている。
　一方、予算執行を凍結している築地市場の豊洲移転問題に関する質問には「いま聞いても駄目。結論を出してから申し上げる。時期は、間もなく、10月中にも」と、含みのある発言。
　10月21日からの羽田空港の国際線新ターミナルの供用開始に関連して、成田空港の年間発着枠を現在の22万回から30万回へと増やすことが決まったが「これは羽田への対抗策か」との質問には「その通り。結構なことだと思う」と述べ、羽田をハブ空港にする構想の推進を、あらためて協調した。
（2010-10-15）

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