ヘッドラインニュース

「論点は煮詰まりつつある」と裁判長、原宿団地訴訟の次回は12月16日に

「論点は煮詰まりつつある」と裁判長、原宿団地訴訟の次回は12月16日に

　原宿団地（渋谷区神宮前３丁目）の建て替えをめぐって、東京都が従来の高さ制限40�辰鯆兇┐�60�辰傍擇峽�築を許可したのは総合設計制度の適用を誤り、違法として周辺住民が訴えている訴訟の第4回口頭弁論が10月21日（木）、東京地裁で開かれた。
　この日は原告、被告の双方から書証の追加、反論の準備書面などが提出されたが、裁判長からは「論点は煮詰まりつつある。訴訟の進行については、なるべく具体的に提起を」という認識と要望が示された。
　団地側が、事実と違う完成予想図を作成して住民説明会などで使っていた件について、被告（東京都）側は「瑕疵を是正した書面の作成に、1カ月半ほどかかる」として、12月上旬の提出を要望したことから、次回の第5回口頭弁論は12月16日（木）午前11時45分から、地裁522号法廷で行われることになった。
　原宿団地では、12月から解体工事を予定し、居住者に退去を求めているが、「すでに居住者のいない棟にはネズミ・ゴキブリなども発生するなど、近隣住民にも迷惑な事態」が生まれており、これらに善処を求めているが、近隣には未だ回答がないという。
　原宿団地の高層マンション化には、渋谷区は推進の立場をとっていることから、来春の区長選では争点に浮上するとみられている。
（2010-10-22）

最新記事一覧

ヘッドラインニュース一覧

創刊にあたり

現実をみつめる冷静な目
原宿新聞編集長　佐藤靖博

www.harajukushinbun.jp

虫に書く

事案の真相に鋭いメスを
「巨悪は眠らせない」

www.harajukushinbun.jp