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タイ・フェスティバル2006

タイ・フェスティバル2006

 近年は観光ばかりでなく、映画輸出国としても有名になりつつあるタイのお祭りが、5月代々木公園にて開催される。
 原宿にあるタイ王国大使館では、タイ人と日本人の親睦を深め、タイの文化を紹介するため、過去6回にわたり「タイ・フェスティバル」を開催してきた。今年も5月13日(土)と14日(日)の2日間にわたり、代々木公園イベント広場で7回目が行われる。
 タイといえばまずはスパイシーなタイ料理がお馴染みだが、今回のイベントでも東京の有名店を中心に、全38店のタイレストランが参加。会場では合計72の特設ブースでトム・ヤム・クンやパッタイなどの本格料理、さらにはタイビールやフルーツジュースが楽しめるほか、繊維製品や食品など、タイの各種名産品の物販コーナーも併設される。
 また、凧作りや傘の絵付けのほか、「プアン・マーライ」と呼ばれる花輪作りや、「バイトーン」と呼ばれるバナナナの葉による細工など、タイの伝統的な手工業を実演するデモンストレーションも行われる。
 タイを代表するタレントが出演してのコンサートも行われる。出演者の一人、パティパーン・パタウィガーン(愛称「モス」)は映画やドラマで活躍する一方で、歌手としても1994 年、国立青少年育成振興委員会から最優良模範ミュージシャンに選出された実力者。そのほか、若手女性ボーカリストのウォーラガーン・ロージャナワット(愛称「パンチ」)、新星として期待されるアッタポン・プラコープコーン(愛称「エム・ザ・スター」)の出演も予定されている。
 2004年にはムエタイ映画「マッハ!!!!!!!!!!!!」(トニー・ジャー主演)が日本で大ヒットし、以降日本で紹介されるタイ映画は急増した。現在もゴールデンウィーク映画として、ジャーの最新作「トム・ヤム・クン!」が公開中。ハリウッドはおろか香港映画にもない、リアル志向のアクションが高く評価されている。 
 タイを語る上で、「敬虔な仏教国」「日本の天皇家とも親交の深い、伝統ある王室」といった古くからのイメージは、当然欠かすことはできないもの。だが近年、これまで日本人には馴染みが薄かった面でも交流は進んでおり、この国に親しみを持つ人がさらに増えたようだ。今回のイベントでも、そうした様々な面のタイに触れることができそうだが、すでにタイにぞっこんの人ばかりでなく、まだそれほど知らない人にとっても楽しめる、貴重な機会となりそうだ。


「タイ・フェスティバル2006」

開催日: 2006年5月13日(土)、14日(日)
時 間: 10:00から20:00
場 所: 東京都代々木公園イベント広場+ケヤキ並木
注 意: 入場無料、雨天決行
(2006-04-26)

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