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Short Shorts Film Festival&Asia 2006

Short Shorts Film Festival&Asia 2006

 日本初の短編映画祭として知られる「ショートショート フィルムフェスティバル(SSFF)」と、2004年から始まった「ショートショート フィルムフェスティバル アジア(SSFF ASIA)」が、今年も揃って原宿を舞台に行われる。
 映画祭の目玉となる特別招待作品は、「SSSF 2006」が「マッドマックス」シリーズのメル・ギブソン出演による「THE CHILI CON CARNE CLUB」。「SSFF ASIA 2006」では、「オールド・ボーイ」などで知られる韓国の個性派俳優、ユ・ジテの監督作「How Does the Blind Dream」がそれぞれ参加。
 「SSFF」は2004年、米国アカデミー賞の公認映画祭に認定された。これによって、グランプリを受賞すれば次年度アカデミー賞短編部門でノミネート対象になるとあって、以後国際的な知名度も高まっている。今回もコンペティション部門に、「SSFF」、「SSFF ASIA」を合わせて世界中から2000本以上の応募があった。
 中でも本映画祭の特徴とされるのは、女性監督の作品応募が多いことだ。長編映画の世界ではメジャー、マイナーに関わらず、女性が監督としてデビューするチャンスは未だ少ないと言われている。それに対して短編映画の世界では、女性ならではの視点、表現力を備える優秀な監督が多数出現するようになっており、SSFFのコンペティション部門でも、5つあるプログラム全てで1作品以上の女性監督作が出品されている。
 コンペティション部門の最高賞である優秀賞「アサヒスーパードライアワード」の受賞監督には、次回作製作費として300万円が提供されるスカラシップ制度がある。前回2005年にこの賞を受賞したのは、「SHIROTAKU(シロタク)」を出品した、日本の園田俊郎(そのだとしろう)監督。
 園田監督はその後ショートショート実行委員会のサポートと300万円の制作費をもとに、新作「東京天使」を完成させた。今映画祭では、この「東京天使」の特別プレミア上映も予定されている。今回の映画祭から、明日の映画界を担う若き才能、そして映画の未来像を知るためのヒントは、果たして見つかるだろうか。



「Short Shorts Film Festival 2006」

6月7日(水)〜6月11日(日)
ラフォーレミュージアム原宿
東京都渋谷区神宮前1-11-6 ラフォーレ原宿6F


「Short Shorts Film Festival Asia 2006」

6月7日(水)〜6月10日(土)
原宿アストロホール
東京渋谷区神宮前4-32-12 ニューウェーブB1


先行オールナイトスクリーニング

6月2日(金)、3日(土)
TOHOシネマズ 六本木ヒルズ
東京都港区六本木6-10-2 けやき坂コンプレックス内


Short Shorts Film Festival&Asia 2006


(2006-04-27)

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