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「明治神宮鎮座」の11月1日、記念行事・シンポジウム・奉祝歌など多彩に
”卆寿”を迎えた明治神宮の「鎮座の日」に当たる11月1日、明治神宮や原宿表参道エリアで、いくつもの奉祝・記念行事が行われた。
この日は午後2時半から、明治神宮参集殿において、国際神道文化研究所とロンドン大学SOASとの共催で、記念の国際シンポジウム「内と外から見た明治日本」を開催。このところ明治神宮と学際的交流を深めているロンドン大学からは、ポール・ウェブリー東洋アフリカ学院学長ら多数の学者・研究者が来日し、日本側の学者・研究者らとともに、シンポジウムを成功へと導いた。
一方、青森県と青森県観光連盟の主催による「青森ねぶた」の出陣式が、夕刻5時半から明治神宮原宿口(南門)広場で、青森県と青森県観光連盟の主催による「青森ねぶた」の出陣式が行なわれ、三村申吾青森県知事が「待ちに待った青森新幹線線の全線開業まで、あと33日。今日は走行試験で、時速270キロで駆け抜け、感無量。青森ねぶたを繰り出して、青森の元気を示そうではないか」と、挨拶。原宿表参道欅会からも重永忠専務理事が「青森のパワーで、青森がさらに近くなることを願う」と激励した。
「青森ねぶた」は、「ハネト」と呼ばれる踊り手や山車の引き手、お囃子など、総勢500人に及ぶ大人数で、表参道の欅並木を青山通り近くまで運行。約5万人(主催者)の観衆が見守った。
帰りは、同じ道筋を引き返す形で、明治神宮鎮座九十年奉祝事業実行委員会による、近隣住民中心の提灯行列が行われ、午後8時前には各門から本殿前に集結。原宿表参道欅会の関係者も150名近くが参加した。
奉納神楽、郷土芸能など各種の記念行事が相次いでいた本殿前では、午後8時からのグランドフィナーレで、津軽三味線の奉納演奏、主催者挨拶などに続いて、阿木燿子作詞・宇崎竜童作曲の奉祝歌「やさしさつながり」が披露された。最後は、松井誠一・奉祝事業実行委員長の音頭による「明治神宮万歳」で、アカリウムのグランドフィナーレを締めくくった。
11月2日には、神前舞台で「三曲」、3日には全国弓道大会、合気道演武、古武道大会、百々手式、流鏑馬などを予定。このほか、11月3日まで全国の銘菓、銘酒、特産物、生け花、宝船などの奉納が行われる。第39回東京都農業祭も3日まで、菊花展は23日まで行われる。
(2010-11-01)
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