原宿新聞

「Tokyo Midtown Award 2010」で2日授賞式、計12作品を選んで

　東京ミッドタウン（港区）は、「Tokyo Midtown Award 2010」のグランプリ２作品を含む入選作品12点を決定、11月２日（火）に授賞式を開催した。
　今年で3回目となる同アワードは、「デザインコンペ」「アートトンペ」の２部門で実施し、２部門合計1711点の応募作品の中から、“On the Green”がテーマの「デザインコンペ」では辞書をモチーフにした「Tokyo GreenDictionary」、『「JAPAN VALUE」~ガラスケースへの挑戦〜』をテーマとする「アートコンペ」では、浮世絵をイメージさせるアニメ―ション作品「春夏秋冬東京動画絵巻」が、それぞれグランプリに選んた。
　「Tokyo Green Dictionary」でデザインコンペのグランプリを獲得したTRsN（トレセン）＝相馬翔ほか4名のグループ）は、「都内の緑を場所ごとに分け、それぞれの緑の歴史や情報、生息している動植物などを辞書としてシートに載せた。本棚からひとつの“緑の辞書”という知識を片手に、緑で横になり、自然を体感することで、私たちに上質なひと時を与えてくれる」と作者コメント。
　同様に、アートコンペでグランプリに輝いた、きのした がく氏は「４つの場面から成るアニメーション作品。現代日本における春夏秋冬の世相を表現した。誰にでもある日常的なシーンを捉えた作品。しかし、どこか懐かしいような体験は、まるで時空を超えて存在する日本の原風景かもしれない」としている。
　なお、“「JAPAN VALUE」(新しい日本の価値・感性・才能）を創造・結集し、世界に発信し続ける街“をコンセプトに、街づくりを進めている東京ミッドタウンでは、このほか、10月28日（木）から11月３日（水）まで、秋のデザインイベント「Tokyo Midtown
DESIGN TOUCH 2010」を開催している。
（2010-11-02）