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「渋谷区文化総合センター大和田」で開設披露式典、21日グランドオープン

「渋谷区文化総合センター大和田」で開設披露式典、21日グランドオープン

　旧大和田小学校の跡地を再開発した「渋谷区文化総合センター大和田」の開設披露式典が11月21日（日）、同センター４階のさくらホールで行われた。この式典には、行政・議会や各種団体関係者のほか、町会・近隣住民や旧大和田小学校卒業生ら計700人以上が参加し、卒業生らは式典後、別会場で同窓会を開催し、往時を偲んだ。
　式典では、桑原敏武区長が「128億円を投じて地下３階、地上12階建て延べ床面積27400平方�辰侶�物を建設した本施設は、文化、教育、健康、福祉など幅広い分野における区民活動の拠点として、区民文化の一層の向上を図り、区民福祉の増進に寄与するもの」として、多くの区民の利用と今後の一層の支援を呼び掛けた。
　施設紹介では、看護高等専修学校を設ける渋谷区医師会の山崎隆夫会長、文化ファッションインキュベーションを運営する文化学園の大沼淳理事長が、“人材育成”の観点から熱弁をふるった。
　実践女子中・高校合唱部による「春の小川」をはじめとする日本の唱歌メドレー、大蔵流狂言の「三番三」も記念式典を盛り上げ、鏡開きで第一部を締めくくった。
　第2部の「区民団体発表会」では、明治40年1月に豊多摩郡渋谷村渋谷第2小学校として創立され、平成９年に神南小学校に統合、閉校されるまでの旧大和田小学校の歴史が紹介されるとともに、その後は「渋谷区シニアいきいき大学」として活用、昨年度で利用者が9000人を超え、新施設に移転する今年度は１万3000人を超える見通しなど、活動実態がいきいきと報告された。
　22団体から成る渋谷区合唱連盟合唱団「MIX’97」の歌声や筝曲演奏に加えて、日本舞踊子供教室、ふるさと探検しぶやっ子といった子供たちの元気さが、祝賀ムードを盛り上げた。
　なお、同センターの工事と並行して進められていた「さくら通り」の整備も完成、神南小学校児童による鼓笛隊パレード、テープカットなどで、ともに祝い合った。
（2010-11-21）

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