ヘッドラインニュース

【知事会見】「言葉の力」再生で、世界で活躍できる若者へ

【知事会見】「言葉の力」再生で、世界で活躍できる若者へ

　東京都は11月26日、猪瀬直樹副知事をリーダーとして今年4月から局横断的に取り組んできた「『言葉の力』再生プロジェクト」の活動報告書をまとめた。「東京から『言葉の力』を再生する」と題する報告書では、社会問題化している“活字離れ”が、「世界基準である“言語力”の顕著な低下を招いている」として、活字離れ・言語力低下の実態などを分析。「世界基準の言語力」と「日本人の感性と情熱」を身につけることで、「国際化・情報化の先端を歩む東京から『言葉の力』再生し、世界で活躍できる若者を育てる」としている。
　そのため、言語力の習得・向上や誰もが本を読める環境の整備などの取り組みを提言。
　11月26日（日）の定例会見で、石原慎太郎知事は「母国語での表現力がないのに、外国語を勉強しても、意味をなさない」として、言語力を教育段階から定着させることの重要性を強調。その一環として、2011年度からの新たな取り組みの方向性として�，垢戮討凌卦�採用職員を対象とする新任研修に、言語力研修の科目を新設��公立小中学校および都立学校の推進校で、言語力の教員研修や研究授業を実施�Ｅ豕�しごとセンター（ヤングコーナー）での言語力研修を、通年実施に拡充――などを打ち出している。
　このほか、青少年健全育成条例の修正再提案、八ツ場ダムの中止を前提としない検証・負担金の支払い停止・国交相の問責決議や地球温暖化防止への取り組み、朝鮮学校への教育費無償化見直し、子ども手当ての地方負担などについても触れた。
　また、「それよりも、今の内閣はもつのか」として、国民新党の亀井静香代表を総理に推す動きに、「亀チャン、本気になって頑張れ」と、冗談めかして、エールを送った。
（2010-11-26）

最新記事一覧

ヘッドラインニュース一覧

創刊にあたり

現実をみつめる冷静な目
原宿新聞編集長　佐藤靖博

www.harajukushinbun.jp

虫に書く

事案の真相に鋭いメスを
「巨悪は眠らせない」

www.harajukushinbun.jp