ヘッドラインニュース
デニス・モリスが捉えた、ボブ・マーリー素顔の一瞬
小国ジャマイカで生まれたレゲエを、一気に20世紀を代表する音楽ジャンルに押し上げた不世出のミュージシャン、ボブ・マーリーの写真展が、神宮前6丁目のトーキョー・ヒップスターズ・クラブにて開催されている。
今展示における約40点の作品は、その全てが英国人写真家デニス・モリスによって撮影されたもの。後にセックス・ピストルズの写真家として世界的名声を築く彼だが、その本格的なキャリアは彼が14歳の時、ロンドン郊外のクラブで憧れのボブ・マーリーに出会ったことに始まっている。
ボブ・マーリーも若き写真家としてのモリスの才能と人間性をその日のうちに気に入り、その後36歳で亡くなるまでの8年間、楽屋裏やプライベートな場にまでモリスの帯同を許すことになる。
今回の展示は、アルバムのジャケットにも採用され誰もが知っている作品のほか、ボブとモリスとの特別な関係ゆえに撮りえた、プライベートな一瞬を捉えた作品を中心に構成。いくつかの写真は同じ日、同じ場所で僅か数秒の差で撮影したものながら、まるで別人のように表情が異なり、ボブの感情の起伏が並外れて激しいことを窺わせる。
またボブが亡くなる直前に撮られた作品もあるが、ここには肌や髪の毛からつやが失われ、力なく視線を漂わせながらギターを手に取るボブの生々しい姿が印されており、ファンならずとも厳粛な気持ちにさせられることだろう。
「BOB MARLEY Icon PHOTO EXHIBITION by DENNIS MORRIS」
期間 2006年5月11日(木〜6月25日(日)
会場 TOKYO HIPSTERS CLUB
住所 東京都渋谷区神宮前6-16-23 T.H.C.ビル
料金 500円(税込) 小学生以下無料
トーキョー・ヒップスターズ・クラブ(2006-05-15)
最新記事一覧
- 鎖国の国のGo To トラベルとはいったい何なのか
- 非常事態宣言またもや延長 感染拡大はだれの責任か
- どうなるコロナ対策 非常事態宣言解除後の行方は
- 稚拙なアプリで徹底管理 陰性の帰国者に2週間の自宅待機
- 迷走する政治屋たち COVID-19とオリンピック
- 閉ざされた国ニッポン ワクチンパスポートの考察
- メディアの在り方について
- 警察官としての矜持
- 新スタイルのフラワーショップ「DILIGENCE PA…
- 「銀魂 × TOWER RECORDS」12/24(木…
- 地元 神宮前で話題のオーガニックカフェ「SNOW AN…
- 原宿表参道 百年の灯りライトアップ
- フェンディとアニヴェルセルカフェが表参道でコラボ「フェ…
- 頻発する暴走事故はなぜ起きるのか。
- オレオレ詐欺はなぜ減らないのか