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【知事会見】八ツ場ダムは「建設前提に負担金支払う」、築地市場は「天の声」
東京都の石原慎太郎知事は、八ツ場ダムに関係する1都5県の知事と馬淵澄夫国交相との12月1日の会談を踏まえて、国は「(建設中止という前任国交相の発言を)撤回したものと理解している」として、改めて「予定通りの完成を強く求める」と強調した。
12月3日の定例会見の冒頭に表明したもので、この間、凍結していた負担金については、「(建設を前提に)住民の生活再建を考慮して、支払う」とする一方、「万一、建設中止となった場合は、前金を支払ったのに品物が届かないのと同じで、訴訟も含めて国の責任を徹底的に追及する。この訴訟は、必ず勝つ」と述べた。馬淵国交相が11月6日の八ツ場ダム視察の際、今後は中止の方向性には言及せず、一切の予断を持たずに検証を行い、来年秋までに結論を得たいと述べ、さらに検証の期限を早めると表明したことを「何度も念押しした」として、「半歩か一歩か、やや前進し、少し光がさしてきた」と表現。「年内には内閣改造だろうが、(馬淵氏には)留任してもらいたい」と語った。
また、築地市場で今朝の豪雨によってエレベーターが故障、閉じ込め事故が発生したことに触れて「言った通りになった。雨が証明してくれた。天の声だと思った」と述べた。
さらに、修正提案している青少年健全育成条例については、表現の自由などをめぐって「大きな認識の違いがあり、丁寧に説明しなくては」とする一方、「日本ほど出版物がフリーにされている先進国が、ほかにあるか。一神教の国家社会では戒律が厳しく、北欧では大人を対象に開放的だが、未成年対象の変態的表現はありえない。現場を見れば(改正案の正当性は)明らか」と述べるなど、持論を展開した。
(2010-12-03)
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