原宿新聞

東京２３区に１３年ぶり大雪警報、暴風にも注意を　「無理な外出控えて」と気象庁

　気象庁は２月８日午前１０時過ぎに、島嶼(とうしょ)部を除く東京都内に大雪警報を出した。都心で大雪警報が出たのは、２００１年１月に８センチの積雪を観測して以来１３年ぶりのこと。強い寒気と低気圧の影響により、東日本から西日本まで広い範囲で雪が降っている。８日夜にかけては暴風にも注意が必要。

　気象庁によると、８日午前１０時までの東京都内の２４時間降雪量は３センチ。降雪のピークは昼ごろからで、９日の昼までに予想される雪の量は関東地方の山沿いが５０センチ、平野部でも３０センチ。転倒で怪我をする人が増えており、気象庁は「無理な外出は控えて」と呼びかけている。

　８日正午現在、東京メトロは、千代田線が小田急小田原線内の「メトロはこね２３号」の運転、小田急小田原線との直通運転を中止。半蔵門線は、東急田園都市線が遅延。副都心線のダイヤが乱れている。ほか路線は平常通り運行中。都営地下鉄は新宿線が京王線内で乱れ。急行運転は中止している。ＪＡ東日本は、山手線は平常運行中。中央線やシーサイドラインなどで一部遅れが出ている。

　高速道路は大黒線など一部区間が通行止め。空の便は日本航空がすでに羽田発着便の欠航を発表、全日空は午後３時以降の便について欠航する。東京湾フェリーは全便が欠航している。（西村）（2014-02-08）