原宿新聞

舛添知事、過去の女性蔑視発言について「おぼえていない」　「女性が働きやすい社会つくりたい」と

　２月１２日に初登庁し、職務をスタートさせた舛添要一都知事。東京消防庁の音楽隊が行進曲を演奏する華やかな出迎えが行われた裏では、舛添都知事の就任を反対する女性団体「舛添要一を都知事にしたくない女たちの会」が都庁正面に集まり「女性蔑視、老人蔑視、弱者蔑視の舛添要一は都知事にふさわしくありません」と書いたプラカードを掲げて抗議活動を行う一幕があった。

　団体によると舛添都知事は過去、「女性は生理のときノーマルな精神状態ではないため、政治には向かない」など女性を蔑視する発言があったと言い、都知事就任会見で女性記者から、過去の女性蔑視発言について訊ねられる場面もあった。

　質問に対して知事は「記憶にない」とコメント。記者に「どういう雑誌の、何ページに載ったのか教えて欲しい」と逆に質問する場面があった。また「人間は常に進歩するもの。過去にそういう発言があったとしても、いまはきちんと女性に仕事をしてほしいと思っています。（都の女性職員に対しても）女性だからと差別をすることはせず、能力に応じて仕事をしてくれれば」と言い、「女性が働きやすいような社会の仕組みを作りたい」と話していた。（西村）（2014-02-13）