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舛添知事会見 「世界一の都市実現に向けた」平成26年度東京都予算案
舛添要一東京都知事は2月18日午後、定例記者会見を開き、平成26年度予算案について説明をした。「知事に就任して1週間ということもあり、予算案に最初から関わるのは不可能であったが、選挙公約の実現に向けて、必要な調査経費等を計上。加えて、保育所の整備費補助の拡充や、救急医療の充実強化、再生可能エネルギーのさらなる普及に向けたファンドの創設など、ただちに取り組みが可能なものについて予算化を図った」と述べた。
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予算案の第1のポイントは、「オリンピック、パラリンピック開催にふさわしい魅力ある都市の実現」。大会開催基本計画の策定や競技会場等の整備など、史上最高のオリンピック、パラリンピックに向けた準備を本格的に始動すると共に、語学ボランティアを育成するなど、世界各国から訪れる人たちを最高のおもてなしで迎える準備を進める。
第2のポイントは、「都民の安全、安心をさらに高め、未来に希望をもてる都市の実現」。そのための主な取り組みとして、妊娠中から出産後まで切れ目ない支援による子育て環境の充実、特別養護老人ホームの整備促進、認知症対策、介護人材の確保などによる高齢者への支援などを行う。その一例として「株式会社やNPO法人などが運営する保育所の整備費補助を拡充し、4年で待機児童を解消したい」と話した。
また、首都直下地震などの災害から都民の生命や財産、首都機能を守るため、木造住宅密集地域の不燃化や耐震化、帰宅困難者対策などを推進。同時に、防災に対する理解を深めるための防災ブックを作成するなど、ハード、ソフト両面から災害に強い都市づくりを加速する。
第3のポイントは、「日本経済の成長をけん引し、先進的で国際競争力のある都市の実現」。主な取り組みとして、海外からの投資を呼び込むと共に、成長産業に参入する中小企業の設備投資への助成、再生可能エネルギーに特化したファンドの創設、在京外国人を活用し、都立高校の1、2年生全員がネイティブの英語に触れる機会を設け、世界で活躍できる人材を育成することなどをあげた。
一方、財政運営において、都税収入は企業収益の改善などにより、増加が見込まれるものの、これまでも景気変動の影響で大きな増減を繰り返しており、この先も増収が継続する保証はないと指摘。
最後に、「平成26年度予算案を一言で表現すると、世界一の都市・東京の実現に向けて新たな一歩を踏み出すものである」と締めくくった。
(2014-02-19)
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