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女性ランナー5000人が疾走 3月2日渋谷・表参道ウィメンズラン開催へ
女性ランナーが渋谷の街を駆ける「渋谷・表参道ウィメンズラン」(写真は昨年の開催模様)が3月2日、代々木公園野外音楽堂横でスタートを切る。5000人の女性ランナーが、表参道など目抜き通りや、普段は走行禁止の明治神宮を疾走する様子は圧巻だ。大会立ち上げに尽力した渋谷区議会議員の伊藤毅志さん(53)は「普段は走ることができない道路や、場所が舞台になっているのが、この大会の魅力。『原宿表参道元氣祭』でおなじみの、スーパーよさこいも明治神宮そばで応援をします。走る人はもちろん、観る人もみんなで楽しんで欲しい」と呼びかけている。
伊藤さんは中学時代はサッカー部で主将、高校時代はラクビー同好会でキャプテンを務めるなどスポーツ好き。現在も仕事の合間を縫い、ランニング・トライアスロン・サーフィンなど数々のスポーツをこなしてきた。スポーツも仕事も、能動的に活動していた2008年、「原宿表参道欅会」の理事長をしていた山本正旺さんから、約40年前、女性を対象にした「原宿ミニマラソン」があったことを知らされた。ランニングブームに沸く昨今、女性ランナーはめずらしくないが、当時としては画期的なこと。伊藤さん自身、「東京国際マラソン」に出場した経験があるため、「走る楽しさを女性にもっと、感じて欲しい。大会を復活させよう」と気持ちが動いた。
発案から約4年をかけて復活した、女性ランナーのための大会。渋谷公園通りや、表参道などのファッションタウンを駆け抜けたいと、大阪や福岡など遠方からもエントリーがあるという。参加者からは「普段はショッピングに来る街を走ることができるなんて最高」「神宮の森の中を走るのは爽快な気分」とうれしい声が寄せられているという。
周辺商店や、企業なども、「女性が走る姿は美しい。マナーも良いので街の美観もアップします」「ビジネスチャンスが広がる」と好意的に受け止めている。伊藤さんは「東京五輪・パラリンピックがある2020年は、10回目の大会を迎えます。大きな節目になると思うので、ハーフマラソンにできないかなと画策しているんですよ。地域に愛されるイベントとして、もっと盛り上げていきたいですね」とさらなる飛躍を誓っていた。
大会はけやき通りから、渋谷公会堂、表参道、明治神宮、代々木公園駅などをめぐり、再びけやき通りに戻ってくる。スタートは、午前9時。4つに分かれた10キロの部から順に行われ、9時半からは1キロのキッズランも開始される。表彰式は10時15分から(西村)(2014-02-23)
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