原宿新聞

昭憲皇太后崩御百年　両陛下が明治神宮を参拝

明治天皇の皇后、昭憲皇太后が崩御されてから百年になるのを前に2日、天皇、皇后両陛下並びに皇太子さまが、明治神宮を参拝された。
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　満開の桜が咲きほころぶ中、午前10時過ぎ、天皇陛下を乗せた御料車が南神門前に姿を見せると、沿道で出迎えた参拝客が日の丸の旗を振り「天皇陛下万歳」と歓声を上げた。モーニング姿の天皇陛下は、中島精太郎宮司、宮崎重廣権宮司の先導を受け本殿に向い参拝。皇后さま、皇太子さまも続いて参拝された。明治神宮は、明治天皇と昭憲皇太后をまつっている。
　両陛下を沿道で出迎えた三鷹市在住の荒木紫帆さん（48）、豊島区在住の涼風由喜子さん（60）は、「天候にも恵まれ、両陛下のお姿を拝見でき光栄です」と喜びを語った。
また、明治神宮崇敬会会員の男性（70）は「昭憲皇太后がどういう方なのかを知っている人も少なくなった。明治の激動の時代に生き、教育や慈善事業にご尽力された素晴らしい方だった」とご遺徳を偲んだ。
　昭憲皇太后百年祭として、5日、6日の午後8時半まで特別に明治神宮を参拝できるほか、「明治の皇后　明治天皇と歩まれた昭憲皇太后」と題した記念展（5月28日まで）が明治神宮文化館で催されるなど、様々な記念行事が執り行われる。　　　　　　　　　


（2014-04-02）