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都庁改革に着手 組織体制を抜本的見直し
舛添知事体制がスタートして3ヶ月。舛添知事は、旧来の組織体制を抜本的に見直す都庁改革に踏み出した。その第一歩が、所属局と知事との連絡将校役として知事を支える秘書官機能を強化する補佐官制度の導入である。さらに、トップマネージメントを支える組織強化のため、知事本局を廃止し、政策立案に力点を置いた「政策企画局」を新たに設置することを5月23日に発表した。
知事本局は、これまで歴代の知事の関心事項や複数局にまたがった政策を取り扱うための作業部隊となってしまっており、参謀本部の機能を果たしていないとして根本的な職員の意識改革を狙ったという。新設される「政策企画局」では、とりわけスピード感を重視する。第二回定例会に組織条例の改正案を提出する予定で、議決されれば7月の幹部異動人事に併せ新局を発足させる方針だ。
併せて、新たな検討会とタスクフォースの設立を発表。世界に誇れる鉄道ネットワークを基軸に、バスや自転車を有機的に結び付け、誰もが使いやすい交通体系のあり方を取りまとめる「東京の総合的な交通体政策のあり方検討会」を今月末に立ち上げる他、省エネを進めると共に下水処理場の汚泥処理過程で発生するメタンガスなど再生可能エネルギーを活用し、電力供給源の20%まで高めることを目指す「東京都再生可能エネルギー拡大検討会」を来月上旬に設置。検討結果を年末にまとめる東京都長期ビジョンに反映する。また、「東京国際金融センター検討タスクフォース」を今月末に開催。特区を先行的に活用し、東京をウォール街のような国際的金融拠点に戻すことを目指す。
同時に、アジア最大級の短編映画祭で、若手クリエーターの登竜門ともなっている「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2014」が、原宿と表参道を会場に5月29日から開催されるのに伴い、東京都との共催10周年を記念して東京を舞台として製作された短編映画3作品の紹介があった。同フェスティバルで優秀賞を受賞した監督による初上映作品だ。また、今年は上映プログラムの観覧が無料となる。上映日程・会場等詳細は、公式HP(http://www.shortshorts.org/)にて紹介。世界中から応募のあった4660作品の中から選りすぐりの223作品が上映される。
(2014-05-24)
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