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表参道でハロウィンパレード 1300人の子どもが仮装行列

表参道でハロウィンパレード 1300人の子どもが仮装行列

 子ども達が仮装して表参道をパレードする毎年恒例の「原宿表参道ハローハロウィーンパンプキンパレード2014」(商店街振興組合原宿表参道欅会主催、サンスター株式会社特別協賛)が26日、開催された。32回を数える同地域の伝統行事で、今年も約1300人の子ども達と保護者が参加した。
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参加者らは、魔女やドラキュラなど思い思いの変装をし、メインストリートである欅並木を約1キロに渡ってパレード。今年は、大ヒットした「アナと雪の女王」の変装が多かったようだ。パレード開始前から、沿道には多くの見物客が集まり、カメラ撮影や声援を送るなど盛り上がりを見せた。

今年で4回目という港区在住の川村桃子さん(38)は、幼稚園のママ友8人組で参加。「子供が喜んで参加しているので、毎年の恒例行事になっている。衣装を考えるのも楽しい。今年は、子供の好きな蜂のキャラクターの衣装にした。海外の文化を知る機会にもなるので近場でこのようなイベントがあるのはありがたい」。品川在住の侭田優天子さん(35)は今年で3回目の参加。「子供が生まれる前から参加したいと思っており、念願叶って出産してから参加している。非日常的な機会であるし、表参道の真ん中を歩けるのも楽しい」と喜んでいた。また、同イベントを一目見ようと駆けつけた文京区在住の元石陽子さん(40)は「ハロウィンの仮装行列を子供に見せてあげたくて駆けつけた。流行や個性を生かしたコスチュームが見れたのも良かったし、音楽やパレードも一緒に楽しめた。普段と違った自分を表現できるのは、このイベントならではの特徴だと思う。来年は参加できれば」と家族で楽しんでいた。

 また、今年は沿道の33店舗が参加協力。期間限定の特別メニューを用意したほか、協力店舗を回った子ども達にお菓子を渡すお菓子ラリーなどを実施。表参道ヒルズでは、ハロウィーン広場が設置され、シルバニアファミリーによるダンスショーなどが催された。協力店舗の1つである「株式会社生活の木」の戸田美江副店長は「百貨店が建ち並ぶエリアと違い、原宿表参道エリアは、路面店が多いので、イベントを催すと参加した来外者が、街を歩きながら店舗にも立ち寄り、購買にも結び付くという好循環が生まれている。実際、弊社商品は、大人向けで取っ付きにくいと思われている面もあるが、お菓子ラリー参加者が弊社商品を利用し、後日、良かったと改めて購入してくれたケースもある。今年は、約350個用意したイベント用の商品があっという間に裁けそうだ。欅会を筆頭に地元企業の連携が取れているのが大きいと思う」と意義を語った。

 主催した商店街振興組合原宿表参道欅会実行委員長の松本ルキ氏は「子ども達が主役の歴史あるイベントの一つ。街に対する愛着が育つよう未来への願いも込めている。親子2代、3代に渡って参加して頂けるよう期待している。また、例年、多くの地元企業が協賛協力してくださり、今年は、サンスター株式会社も特別協賛してくださった。企業や行政と連携しながら作り上げているのも特徴の一つだ。原宿表参道エリアには今、1日に15万人の来外者が訪れている。数年前から外国人観光客にも気持ちのよいおもてなしができるようインバウンドにも取り組んでいる。2020年は、東京五輪をはじめ明治神宮鎮座100年祭が催される。更に多くの来外者が訪れると思うので、気持ちよく街を歩いて頂き、おもてなしができるよう地域を挙げて取り組んでいきたい」と街の活性化に向けた取組と今後の展望について語った。(2014-10-26)

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