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都ファが都議会第1党に 小池知事支持勢力が過半数上回る
自民党と都民ファーストの会の議席争いが注目された東京都議会選挙。2日に投開票され、定数127のうち都民ファーストの会が49議席を獲得し、都議会第1党となった。公明党23議席、東京・生活者ネットワーク1議席、無所属(都民ファーストの会推薦)6議席など小池知事を支持する勢力は計79議席を確保し、過半数の64議席を大きく上回った。一方、自民党は、改選前の57議席から大きく下回り23議席。過去最低の38議席をも下回る歴史的な惨敗を喫した。共産党は19議席、民進党は5議席、日本維新の会は1議席だった。今回の選挙は、11,081,157人の有権者のうち、5,681,864人が投票し、投票率は51.28%。前回の投票率43.50%と比べ、上昇した。
「古い議会を新しくする」と都議会の一新を訴え、都知事選の勢いを維持して圧勝した都民ファーストの会。一方、自民党は、国政における問題などが影響し、逆風が吹き荒れる厳しい戦いとなり、7つの一人区のうち島部を除く6選挙区で議席を逃した上、都議会議長や都議団の幹事長や政調会長ら幹部の落選が相次いだ。また定数2の15選挙区で、都民ファースト会の公認及び推薦候補が全選挙区で議席を獲得した一方、自民党は定数4の品川区や定数5の板橋区などでも議席を逃した。
小池知事は3日、「二元代表制などに懸念があることを想定。知事に専念する」とし、都民ファーストの会代表を同日付で退き、野田数幹事長を代表に再任させる考えを明らかにした。一方、自民党東京都連の下村博文会長、萩生田光一総務会長ら党5役全員が、都議選で惨敗した責任を取り、辞任する方針を固めた。
渋谷区では、定数2議席を5人の候補者が争い、都民ファーストの会新人の龍円あいり氏が28,223票を獲得し、圧勝。次いで、元民主党で無所属(都民ファーストの会推薦)の大津ひろ子氏が18,060票を獲得し、5期目の当選を果たした。自由民主党の前田かずしげ氏は17,658票、日本共産党のおりかさ裕治氏は10,323票、民進党の浜田ひろき氏は9,918票で落選した。今回の渋谷区の投票者数は、85,435人で、投票率は、46.0%。前回は、62,933人が投票し、投票率は35.66%だったことから、投票率は上昇した。
(2017-07-03)
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