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よさこい文化を世界にも 海外勢も加わり106チームが出場 スーパーよさこい2017
原宿・表参道エリアの夏の一大イベントとなった「原宿表参道元気祭・スーパーよさこい2017」(原宿表参道元気祭実行委員会等主催)が26、27日と開催。今年も原宿表参道・明治神宮・代々木公園・NHK前ストリートを会場に、初出場15チームを含む106チームが、華やかな衣装と跳躍感あふれるパフォーマンスで会場を沸かせ、技を競った。
17回目の開催となる今年は、開催時間を広げ、出場チーム数を6チーム増やしたほか、地元の商店街と協力し、コラボメニューを用意。また、よさこい交流広場を設け、インストラクターの指導による踊りの体験も開催。町会や協力者団体からは、2日間で延べ約350人のボランティアを動員するなど、地元挙げてのイベントに発展した。同実行委員会も、「ここまで発展したのは、地元の協力が大きい。一体感を感じている。今年は、3年ぶりに雨が降らなかったので、暑さは厳しいが、逆に熱い演舞が期待できるのではないかと」と語る。また、インドネシアやベトナムのチームが初出場し、国際色豊かな顔触れとなった。松井誠一原宿表参道元氣祭実行委員会実行委員長は「今年は、ガーナと大学生のコラボのほか、ベトナムから2チーム、インドネシアから1チームが参加し、よさこいの人気は高まっている。国際的に広がれば」と話し、来賓の尾崎正直高知県知事も「よさこいは、今や全国で200箇所以上で踊られている。地域の文化やその地域独自の躍りを表現できるのが魅力。2020年の東京五輪を契機に、更に世界にも広げていきたい」と、よさこい文化の世界的な広がりに向け意気込みを語った。
各会場とも、猛暑の中にもかかわらず、多くの観客で人だかりができ、汗を拭いながら食い入るように見いっていた。とりわけ例年大賞等を受賞している「しん」(東京)などの強豪チームが出演すると、より多くの観客が集まり、その高いパフォーマンスに魅了。会場からはひときわ大きな歓声があがっていた。八王子から夫婦で来場した女性(73)は、「初めて見たが、どのチームも凄い踊りなので驚いた。猛暑だったが、見に来た甲斐があった」とご満悦。千葉県から姉妹で足を運んだ藤原奈々さん(24)は「徳島県出身なので、よさこいを見るのが好きで、毎年、原宿のイベントにも参加している。徳島県など他のイベントも見ているが、原宿の出場チームは、活気があってレベルが高いので、観客も楽しめるのでは」と見応えを語った。
27日は、10時から17時半まで。表参道アヴェニュー会場も加わり、前日の選考で評価の高かった上位6チームが演舞を披露。17時から原宿口ステージで閉会式が催され、今年の大賞など8つの特別賞が発表される。(2017-08-26)
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