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都が災害時の地域別危険度を公表 85地域で危険度最も高く
東京都は、地震が起きた際の危険性を分析し、地域(町・丁目)ごとに5段階評価で危険度をランク分けした測定結果を公表した。
都内市街地の5177地域を対象に、建物倒壊や火災の危険性、救援活動の難しさの3つの指標から評価。各指標を個別に見ると、地盤が弱く古い木造建築等が密集している荒川・隅田川沿いの下町地域が、建物倒壊の危険性が高い地域とされ、耐火性の弱い木造建物が密集する環状第7号線の内側やJR中央線沿線地域は火災の危険性が高かった。また、救援活動の難しい地域として、多摩地域や区部西部など道路基盤が弱い地域が危険度が高くなっている。。
これらの3指標を総合的に分析した結果、荒川・隅田川沿いの下町地域及び、品川区南西部や大田区、中野区、杉並区東部地域が、総合危険度が高くなり、上位85地域(全体の1・6%)が「ランク5」の評価で、全て23区内だった。「ランク4」は287地域(同5.6%)、「ランク3」は820地域(同15.8%)、「ランク2」は1648地域(同31・8%)、「ランク1」は2337地域(同45・2%)。
調査は1975年から5年ごとに行われ、今回で8回目となる。首都直下型地震の被害想定と異なり、特定の震源を設定せず対象地域の地盤において同じ強さの地震が起きたと想定し危険性を測定した。
(2018-02-16)
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