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劇団・天然スパイラル新作公演 「デストロイヤー花」

劇団・天然スパイラル新作公演 「デストロイヤー花」

 社会の不条理をミュージカル形式でカラリと描く女性だけの劇団、「天然スパイラル」の新作公演が7月6日より行われる。
 「恵比寿エコー劇場」(渋谷区東3-18-3/TEL 03-5466-1575)にて行われるこの新作「デストロイヤー花〜放電金魚とそこらの人々〜」は、7月6日(木)〜10日(月)までの期間中全8回の上演。チケットは全席指定で前売り3000円、当日3300円。
 物語は、「時は戦乱の世、もうひとつのニッポン国。砂漠に佇む女郎屋「遊水楼」に突如乱入してきた武装の女たち。九人の遊女を人質にとった彼女たちは、政府との交渉を目論むテロリストと名乗った。やり手の女将、杜若(かきつばた)をはじめ個性豊かな女郎たちは、リーダー花の監視の下、住みなれた廓で不自由な生活を余儀なくされる。やがて堰を切ったように起こり始める様々な人間ドラマ―――(企画書より抜粋)」というもの。
 現代社会へのシビアな視線を孕みながら、歌と踊りを駆使したポップな感覚で見せてしまう「天然スパイラル」の味は健在。特に今回は日本独自の「和」のテイストを取り入れ、女性のみ15名というキャスティングをより華やかに活かした演出だ。
 出演者の一人中塚未乃(なかつか・みの)は、これまで同様に演劇の可能性を広げたいとする意気込みを語る一方、観客に対しては「あくまで娯楽のひとつとして、日常を忘れて楽しんで欲しい」と希望を述べている。なお空席状況などの詳細は、劇団ホームページで確認を。

天然スパイラル
(2006-06-27)

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