原宿新聞

代官山路上で２輪ライダーの死亡事故　連日の猛暑、ライダーの集中力損う懸念も

　7月9日（日）の深夜2時25分頃、渋谷区代官山の路上で2輪ライダーが乗用車の追い越しに失敗、ポールに激突し死亡する事故が発生した。
　渋谷署の調べによれば死亡したのは杉並区和泉在住の会社員の男性(
33）。男性は同時刻、渋谷区代官山町18先の路上（写真）を250ｃｃの2輪車で走行中、前方の乗用車を追い抜こうとした。だが、その際男性は何らかの理由で乗用車と接触、バランスを崩しそのまま路肩にあったポールに激突した。
　この激突により男性は胸を強打する重傷。すぐさま付近の病院に搬送されたが、約14時間後の午後4時40分頃死亡した。渋谷署では現在、事故発生時の詳しい状況について調べており、男性と接触した乗用車のドライバーからも事情を聴取している。
　渋谷所管内では、先月6月29日頃にも南平台の路上で停車中の10トラックに2輪車が激突、やはりドライバーが命を落とすという事故が発生したばかり。わずか10日あまりの間に相次いで2輪ドライバーが亡くなる事態に渋谷署では、「ここしばらくの猛暑のせいで、2輪車の運転は集中力維持が難しくなっているのでは」と述べており、過酷な気温のもとでの２輪車運転に関し、ドライバーに注意を促している。



（2006-07-10）