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地下鉄13号線新駅の名称、「北参道」が有力に

地下鉄13号線新駅の名称、「北参道」が有力に

 地下鉄13号線の開通により、渋谷区の千駄ヶ谷3丁目付近に作られる新駅名称は、「北参道」駅が有力であることが分かった。決定権を持つ東京地下鉄(東京メトロ)が先月6月28日提案したもので、同社は10月末までに地元との調整を終え、年内には正式発表したい意向だ。
 早ければ平成19年春にも開通が予定されている地下鉄13号線。この開通に伴い、既存線との接続駅である丸ノ内線「新宿三丁目」と千代田線「明治神宮前」間に作られる新駅は、これまで「新・千駄ヶ谷」駅と仮称されてきた。だが、地元有力者らからなる「地下鉄13号線建設促進渋谷区協議会」(会長=小倉基・前渋谷区長)など地元サイドでは、周辺地域の発展をより加速させうる名称をと希望し、これに難色。今回の東京メトロの提案は、こうした声に配慮を示したものだ。 
 東京メトロによると「北参道」の駅名は、「表参道と同様の都会的なイメージと語呂の良さ」が採用理由。これまで、周辺の神社などにちなんだ「鳩森」などの案も上がっていたが、現状同協議会からも、「北参道」案への強い反対はないという。
 渋谷区都市計画課では、7月31日まで一般区民からも駅名に関する意見を募っており、その結果を東京メトロにも伝えるとしている。だがメトロ側も決定権が自社にあることを再三強調していることから、今回同社から出された案が撤回される可能性は低く、最有力案としての位置づけに当面変わりは無いと見られる。
 
(2006-07-12)

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